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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第633話】
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ストラトスが有る限り、終わりは無い!!」
「ハッ! やりもしねぇ奴が! てめえがやったのは無意味に俺の家族や仲間たちを殺しただけだ! 俺が変えてやるよ、この世界をな!!」
つばぜり合いと同時に腹部、脚部と拳と蹴りの一撃を浴びせ出来た一瞬の隙をつき、フラッシュ・バンによる瞬間的な閃光が一夏の視界を奪う。
その一瞬をつき、ヒルトは次元の穴に飛び込むと同時に穴が閉じた。
「くっ……ヒルト、逃げやがったな!! 絶対俺が殺す、何処までも追い掛けてやるからなァァァッ!!」
一夏の咆哮が学園跡地に木霊する一方、フランスの片田舎、母のお墓に墓前参りに来たシャルロット・デュノアは何かを感じ取っていた。
「……ヒルト?」
風に靡く金髪、かつての面影を残しつつ成長したシャルロット・デュノアは無意識に遠くの空を眺めた。
一方次元空間に入ったヒルト、上も下も存在せず、雷雲立ち込め稲光する中を落ちていく感覚に襲われていた。
「これが……世界各地で起きている行方不明事件の要因だろうな」
古来から世界各地で人間が行方不明になる現象があるのは有名だ、誘拐事件の時もあるにはある。
だが大半はそのまま蒸発、行方不明になる――原因は偶発的に生じた次元の穴に落ちたことだろう。
一説には平行世界の入り口、一説には過去への扉等とも言われている。
コア・ネットワークに反応があった――少し上を見ると先に入っていたヒルアが其処に居た。
「兄さん、無事だったのね!」
「まあな、一夏に後れをとるほど弱くはないさ、俺はな」
「それもそうね。 ……でも、何で生きてたのかしら?」
「さあな。 白式のコアとなっていた白騎士のコアは俺の機体が共鳴融合を果たして吸収したから生体再生機能は無いはずだが……。 やはり何か施されていたのか、あいつも《ロストチルドレン計画》の被験体だったからな」
上も下もない空間、時間がどれだけ過ぎただろうか。
人によっては一分かもしれないし一年かもしれない、時間の感覚がわからなくなり、ISのセンサーも誤作動を起こしている。
時折見える世界の断片、一瞬だが様々な世界が垣間見えた。
パワードスーツ同士の戦争、宇宙から飛来した生物と戦うパワードスーツ、巨大なロボットが宇宙で戦う宇宙戦争――パワードスーツもロボットも無く、平穏な世界等が見える。
そして――ヒルトとヒルアの視界を奪う強烈な閃光が二人を飲み込んでいった。
鳥の囀ずる声が聞こえる、ガンガン響く頭を押さえながら立ち上がるヒルト。
「……っ、頭が割れそうだ……。 ここは、何処だ?」
手付かずの森林、小波の音が聞こえる辺り何
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