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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第632話】
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ゃダメだよ?」
「あ……有坂ヒルトです」
「うん、実は知ってたよ。 この世界初の男の子のIS搭乗者だよね?」
知ってるなら何故自己紹介させるのかと思うヒルト、気恥ずかしさで頬を掻く。
「じゃあ僕の番だね。 僕はシャルロ――じゃなくて、シャルトルーズ。 シャルトルーズ・D・フォルカスだよ」
シャルトルーズと名乗ったお姉さん――何気に彼女もシャルになるのかと不意に思った。
だが自己紹介が終わったら直ぐ様持っていた洋服を見せるシャルトルーズ、似合うかどうか判断してほしいのだろう。
シックな色合いのコートだった、冬に向けての準備だろうか。
「うん、良いと思いますよ?」
「……」
ジト目で見てくるシャルトルーズ、疑問に思っていると――。
「女の子がどうかなって聞いてるんだからそこはもっと誉めないとだよ?」
「ぅ……」
出会ったばかりの人に誉めるのもどうかとも思ったが――その後もヒルトはシャルトルーズに付き合わされ、洋服や小物を見ていくのだった。
一方でセシリア、一旦未来や鈴音と分かれて単独行動していた時だった。
「あ……ああっ!? せ、セシリー! セシリーじゃないかっ♪」
びくっと身を震わせたセシリア、この呼び方をする人は一人しか居ない――恐る恐る振り向いた先に居たのは元許嫁であるゴードン・ラッセルだった。
後ずさるセシリア、何でここにゴードン・ラッセルが居るのかが理解できない、既に関係は解消されているのに――。
「お、お久し振りですわね、ラッセルさん……」
「フフンッ。 君も相変わらず見目麗しいね……。 君の前ではこのバラですら美しさは霞むよ!」
何処からともなく取り出したバラの花束、もらって嬉しくない訳じゃないが出来ればゴードン・ラッセルからは欲しくなかった。
「ごめんくださいまし、今は買い物中ですので花束等はご遠慮くださいまし」
「あぁ……何て奥ゆかしいんだ! 僕はそんな君が大好きサッ★」
バチッとウインクするゴードン、セシリアはこめかみをひくひくさせていた。
「あぁ……こんな庶民が来る場所で君と出会えるなんてまさに運命! 赤い糸が見えるよ、僕はッ♪」
小指を立てて見せたゴードン、ため息を吐き、セシリアはとりあえず指でハサミを作り、その赤い糸なるものを切った。
「な、何て事をするんだい!? セシリー、酷いじゃないかっ★」
「酷いとかじゃありませんわ! 既に貴方との許嫁関係は解消されましたのよ!?」
「あぁ……怒った顔もチャーミングだね……。 ふふん、あれは君の本心じゃないことぐらい知っているサ★」
「……
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