暁 〜小説投稿サイト〜
生徒会”執行部”と”捜査部”  ~舞い散る桜STKとの出会い~
12.beforeafter
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
もう呆れてつっこむのも馬鹿らしくなってきた。
会長の人物を認識するポイントは春たちとは大きくずれているようだ。

「ほえ??? みんなどったの今度はだまりこんでまって?」

「いや…もういいわお前黙ってろ、話がややこしくなるから」

「えぇーなん「いいから黙ってろ!」…ふぁ〜い」




【で】



話しを戻し、昔の河野先生の写真が載せられていた投稿記事をさらに見ていく。
書かれていることのほとんどが悪口ばかり、キモイ・ブタ・デブなどどれも似たような内容。…あまり好い気のするものじゃない。

「………ほぉ」

とある投稿記事の所で畑先輩のマウスを動かす手が止まった。
またなにか気になるものでもあったのかと画面をみんなで覗き込んでみると

「教師による女子生徒暴行…事件…?」

と投稿記事のタイトルには書かれていた。

------------------------------------------------------------------------------

その事件はA市にあるT中学校で三年前くらいに起きた事件。
当時中学一年生だった女子生徒Hは、体育教師河野から性的暴行を受けたそうだ。
女子生徒Hは河野を訴えたが証拠不十分のため釈放、今現在も教師を続けている。
その反対に女子生徒Hはショックと恐怖心から学校に行けなくなり、自分の部屋に引きこもるようになり誰とも話せなくなった。
このような事許していいのだろうか。事件の犯人はのうのうと教師を続け次のターゲットを探し、被害者はその恐怖に怯え外にも出られず誰とも会えない
これを許してもいいのだろうか。

------------------------------------------------------------------------------

この記事の内容を見終わった後、しばらくみんな無言だった。春自身もどうしたらよいのかわからない。
重たい沈黙を破ったのは

「畑。その被害にあった女子生徒の名前わかる?」

会長だった。捜査部に入ってから初めてみる会長の真剣な表情…。

「わかりますよ、被害者の個人情報も載ってたですから」

畑先輩はカタカタとパソコンのキーボードを叩き操作していると、一人の女子生徒の写真が画面に現れた。

「あー、この子パツキンだー不良だーギャルだー」

「金じゃなくて山吹色だろ」

こんな空気でもボケれる会長…ある意味すごい。即座につっこめる古賀先輩も。

「この子が被害者ちゃんの、曳鬼谷(ひきおたに) (いと)ちゃん。

 いばやんと同じメガネっ娘キャラだね」

「ソーウデスネ」

被害にあった女子生徒H。曳鬼谷 愛さん。現在
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ