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ウルトラマンジード―目指せスクールアイドル―
第1話 ぬいぐるみを拾って秘密基地を見つけた!
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を喰らっても倒れずに会心の一撃をスカルゴモラの頭部に打ち込んだ。

「まさか・・・」

真姫はジードの目を見てどんな人物かすぐにわかった。

「うおおおおおお!」

ジードはスカルゴモラの体を持ち上げて500m先まで投げ飛ばした。

ズシィィィィィン!

凄まじい土煙が舞い上がりスカルゴモラはまたスカル超振動波を放とうとした。

ジードは両目を青く光らせて体から赤黒い雷をバチバチと起こし両手を十字に組んで必殺技レッキングバーストを放った。

レッキングバーストがスカルゴモラに直撃してスカルゴモラは体が跡形もなく消し飛んだ。

ジードは後ろを振り向き西木野家族をじっと見た。

「ありがとう!巨人さーん!」

少女はジードにそう言った。

ジードは何も言わずに空へと消えた。


ーーー西木野家ーーー


ダンは片手に学校用のカバンとエナメルバックに特撮のDVDと図鑑と音楽のCDと財布を持って家から出ようとした。

「ダン!」

後ろを振り向くと外には真姫の父親と真姫の母親が立っていた。

「やっぱり知っていたんだな」

真姫の父親はそうダンに言った。

「ああ、今から4年前にな」

ダンはそう言って片手にカプセルを握り締めて言った。

「ダン、あなたは確かに私達の子供じゃないけどあなたには真姫と同じぐらいの愛情を与えてきたのよ。それだけは忘れないでね」

そう母親はダンに言った。

「うん」

ダンは頷いた。

「兄さん!私も兄さんに付いていく!」

真姫はそうダンに抱き付いた。

「えっ?」

ダンは少し戸惑った。

「パパ、ママいいでしょ?」

真姫は両親に聞いた。

「ああ、好きにしなさい」

父親はそう真姫に言った。

「ママも了承するわ」

母親もそう言った。

「兄さんの言葉よね、じーっとしててもどうにもならない!」

ダンはげんなりなりながら真姫の言葉を聞いて一緒に秘密基地に向かった。


ーーー秘密基地ーーー


ダンは秘密基地に真姫を連れて基地を教えた。

「これが兄さんの家?」

真姫はそう言って中を見た。

「ああ、そんなところだ」

そう言ってダンは片手にコーラを飲みながら言った。

「パムパム!」

真姫の頭にふわふわと飛ぶ小さなぬいぐるみが居た。

「兄さん?この生き物って?」

真姫は生き物?を両手に持ちながら聞いた。

「ああ、名前がまだだったな?羽が生えてるからハネジローにするか」

そうダンは言った。

「兄さんセンスないわよね」

そう真姫は言った。


続く
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