第1話 ぬいぐるみを拾って秘密基地を見つけた!
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季節は春。
西木野ダンは片手にパンを食べて走り出した。
「お兄ちゃん!カバン忘れてるわよ!」
妹の西木野真姫はそうダンに言った。
「ああ、すまない」
そう言ってダンはカバンを片手に歩き始めた。
「今日から音ノ木坂に通うんだよな」
ダンは片手をポケットに入れながら言った。
「ええ、兄さんと同じクラスだといいんだけど・・・・」
真姫はそう言って歩き出した。
ーーー音ノ木坂学院ーーー
ダンは片手を空に向けながら目を閉じてクラスメイトの声を聞いていた。
「あの人カッコよくない?」
「うん!クール系のお兄さんって感じだね」
「それより先生遅くない?」
何人もの声が聞こえるがダンは目を開けて窓の外を見ていた。
ーーー昼休みーーー
ダンは片手にヴァイオリンを片手に持ちながら弾き始めた。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪
その音色は悲し気でそれでいて居心地がいい音色だった。
「兄さんも来てたんだ」
ダンに話し掛けたのは真姫だった。
「お前もな」
ダンはヴァイオリンを置いて言った。
「兄さんは音楽の道を諦めてよかったの?」
真姫はダンに聞いた。
「ああ、俺はやりたいことが見つからないから音楽の道を進んだが音楽は俺に何も教えてくれなかったからな」
そうダンは片手を空に向けて言った。
パチパチパチ!
外から誰かが拍手をする音がしたダンと真姫は振り向いた。
「凄いね!君新入生?」
聞いて来た女子生徒はダンに近づいた。
「えっと、まぁそうですけど」
ダンはそう言って女子生徒と話をしていた。
「あのね、君に頼みたい事があるんだけど!」
女子生徒はダンに近づいて言った。
「何すか?」
ダンは女子生徒に聞いた。
「あのね、音楽の作曲をしてくれないかな?」
そう女子生徒はダンにお願いした。
「悪いが、音楽はもうしないんだ」
ダンはそう言って歩き出した。
ーーー帰り道ーーー
ダンは真姫と帰り道で肉屋でコロッケを食べながら家に帰宅していた。
「ハムー」
どこからか鳴き声の様な音が聞こえたダンは辺りを見た。
するとごみ捨て場にぬいぐるみの様な物体が落ちていた。
「かわいそうに誰かに捨てられたのか」
ダンはそう言ってぬいぐるみを片手に持ってカバンに入れた。
ーーー西木野家ーーー
ダンはぬいぐるみを手入れをしていた。
「あれ?毛が何だかスゲーリアルだな」
そう言ってダンはぬいぐるみを触れた。
コンコン
「兄さんご飯よ」
そう真姫はダンに言った。
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