第27話
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〜パンダグリュエル・パーティーホール〜
「”特務部隊”の指揮下に入った際のメリットとデメリットは単純に考えれば、さっき答えた指揮下に入らなかった場合のメリットとデメリットが”逆”になるようなものよ。」
「メリットとデメリットが”逆”って………」
レンの説明の意味がわからないアリサは困惑の表情で呟き
「―――まず”特務部隊”の拠点は言うまでもなく、”カレイジャス”になるから特務部隊の直接指揮下に入るZ組を含めたトールズ士官学院生達もカレイジャスを”拠点”として使えるわ。」
「えっと……という事は今後エレボニアの各地に散っている士官学院の関係者の人達にも協力してもらう事になれば、その人達もカレイジャスに乗船してもいいんですか?」
レンの話を聞いてある事に気づいたトワはレンに確認した。
「ええ。それと次に補給に関しての心配は一切無用になるわ。」
「補給に関しての心配は一切無用になるって………」
「もしかしてメンフィル(そっち)がわたし達の補給物資を用意してくれるの?」
補給の心配が一切無用になる事を知ったエリオットが戸惑っている中、その理由を察したフィーはレンに訊ねた。
「ええ。Z組―――いえ、トールズ士官学院の関係者達がメンフィル帝国が結成した”特務部隊”の直接指揮下に入る事=一時的にメンフィル帝国軍に所属する事になるから、当然メンフィル帝国は一時的とはいえ、自国の軍に所属している人達の為の補給物資を支給してあげる義務があるわ。―――勿論正規軍と違って、無料で支給してあげるわ♪」
「なっ!?む、無料で補給物資をくれるんですか!?」
レンの答えを聞いたマキアスは驚きの声を上げてレンに訊ねた。
「ええ。それとZ組のみんなに関しては”特別な武具”も支給してあげるわ♪」
「”特別な武具”…………」
「その武具は今我等が使っている武具とどう違うのでしょうか?」
レンの説明を聞いたガイウスは考え込み、ラウラはレンに訊ねた。
「全然違うわよ。―――少なくても今みんなが使っている貧弱な武具とは比べ物にならない武具よ♪」
「ひ、”貧弱”って……!お言葉ですがZ組のみんなが使っている武具はジョルジュ君がZ組のみんなの為に特別に用意した武具で、市販品よりも遥かに優れているんですよ……!?」
「トワ……僕は気にしていないから、わざわざトワが怒る必要はないよ。」
レンの指摘を聞いて必死に反論したトワの様子を辛そうな表情で見つめたジョルジュはトワを諫め
「まあ、ジョルジュお兄さんの技術者としての能力は年齢の割に”それなりに”優れている事は理解しているわ。―――だけど、その”特別な武具”を作った人はジョルジュお兄さんどころか、シュミッ
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