第27話
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」
ジョルジュの指摘に対して答えたレンの指摘にラウラは複雑そうな表情でミリアムに視線を向け、ミリアムは不満げな表情で反論した。
「うふふ、悔しかったらメンフィルみたいに諜報を担当する人達ももっと集める事ね。ちなみにメンフィルは今回の戦争でエレボニアに”諜報部隊の一部”である約5000人の諜報員を投入したのよ?」
「ご、5000人!?」
「しかも”一部”という事はエレボニアに潜伏している諜報部隊がメンフィル帝国の諜報部隊の全員ではないのか………」
「な、何それ〜!何でメンフィルって、諜報員だけでもそんなにいるの〜!?”一部だけ”なのに全員で数十人しかいない”情報局”の数百倍はいるじゃん〜!」
「ミリアムちゃん……”情報局”に所属している人数も機密扱いなのですから、みだりに口にしないでください……」
「それだけいたら、広大なエレボニア帝国全土の綿密な情報も盗り放題だろうね。」
レンの答えを聞いたアリサは驚きの声を上げ、ガイウスは静かな表情で呟き、信じられない表情で声を上げたミリアムにクレア大尉は疲れた表情で指摘し、フィーはジト目で呟いた。
「うふふ、最後に内戦終結後はZ組―――いえ、”トールズ士官学院”に”報奨金”として指揮下に入らなかった場合Z組のみんなにあげるつもりだった7億ミラを支払うから、Z組のみんなを含めて特務部隊の指揮下に入った人達でみんなで仲良く山分けしてね♪」
「ええっ!?指揮下に入らなかった場合の際に支給してもらえる軍資金であった7億ミラを”報奨金”として結局僕達にくれるんですか!?」
「メンフィルって、太っ腹だね〜。それならもし各地に散っている士官学院生達を集めなかったら、7億ミラが全部ボク達の分になるんだ〜。」
「本気で言っているんですか、ミリアムちゃん…………」
「よく君はそんな厚かましい事を次から次へと思いつけるな………」
レンの説明を聞いたエリオットが驚いている中ミリアムがふと呟いた言葉を聞いたその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中クレア大尉とマキアスはそれぞれ疲れた表情で指摘した。
「………レン君。Z組が”特務部隊”の指揮下に入った場合のデメリットは何なんだい?」
するとその時デメリットの内容が気になっていたオリヴァルト皇子が真剣な表情でレンに訊ねた。
「デメリットは大きく分けて二つで一つは、Z組は”自由”を失って、レン達―――メンフィル帝国の意向の下で動いてもらう事よ。」
「……………」
「まあ、指揮下に入るのだから当然ね………ちなみにもう一つのデメリットは何なのかしら?」
オリヴァルト皇子の質問に答えたレンの答えを聞いたアリサ達がそれぞれ複雑そうな表情で黙り込
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