第27話
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ィン皇女の護衛から外されている事を知ったエリオットは驚きの声を上げ、サラは納得した様子で呟き、疲れた表情で肩を落としている様子のトヴァルをラウラは心配そうな表情で見つめていた。
「話を続けるわよ?アリシア女王と理由を知ったダヴィル大使も同じ依頼を出したアリシア女王とダヴィル大使―――エレボニア大使館の依頼である”アルフィン皇女の護衛”はトヴァルお兄さんがオリビエお兄さんから請けた依頼とは”別の依頼”扱いだから、エルナンお兄さんが手配した新たな遊撃士が2名、アルフィン皇女の護衛を担当する事になって、既に護衛を開始したわよ。」
「グランセル支部の受付を担当しているエルナンが手配したのだから護衛を担当している遊撃士達はリベールの遊撃士達でしょうね………まあ、少なくてもそこのバカと比べたら何倍も役に立つ遊撃士達でしょうね。」
「ぐっ………」
レンの説明を聞いたサラにジト目で視線を向けられたトヴァルは唸り声を上げ、その様子を見ていたアリサ達は冷や汗をかいた。
「ハハ、まさかこんな形で私がリベールで出会った懐かしい面々と再会する事になるとはね。―――レン君、ちなみにアルフィンの護衛を担当している遊撃士達は誰なんだい?」
「うふふ、その二人に関してはどうせ後でわかるから、オリビエお兄さんには悪いけど説明は省略させてもらうわ。――――話を戻すけど、レン達の指揮下に入れば”C”の処遇についても”殺害”ではなく、”捕縛”で済ませてあげるわよ?Z組を含めた士官学院の人達はエレボニアの為にエレボニアを衰退させたメンフィルの指揮下で戦うのだから、士官学院の奪還の件も含めてそのくらいの配慮はしてあげるわよ?」
オリヴァルト皇子の問いかけに対して小悪魔な笑みを浮かべて答えを誤魔化したレンは不敵な笑みを浮かべてアリサ達を見回した。
「そ、それは………」
「………………」
「………ッ!」
レンの言葉に対してトワは辛そうな表情で答えを濁し、ジョルジュは複雑そうな表情で黙り込み、サラは唇を噛みしめて怒りの表情でレンを睨みつけ、アリサ達はそれぞれジョルジュ同様複雑そうな表情で黙り込んでいた。
「―――ただし、”C”を捕縛した後は当然エレボニアが責任を持って、”C”が死ぬまでずっとエレボニアの監視下に置いてもらうわよ。”C”は今回の戦争の件でメンフィルに対しても憎悪を抱いているのだから、”鉄血宰相”の時みたいにメンフィルに対してテロ活動を行う事は十分に考えられるのだからね。」
「…………ああ、クロウ君にそのような愚かな事を2度とさせない為にも彼を捕縛してくれた際は我々エレボニアが責任を持って、彼を一生エレボニアの監視下に置く事を私が約束する。」
「殿下………」
レンの要求に静かな表情で同意したオリヴァルト皇子の
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