第26話
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たアンちゃんもその一人だよね……」
静かな表情で呟いたフィーの意見にガイウスは答え、ガイウスの言葉にジョルジュとトワはそれぞれ頷いた。
「なるほどね〜。それにしてもここでもカシウス・ブライトが関わってくるなんてね〜。カシウス・ブライトの脅威度ランクをもう一つか、二つ上げた方がいいかもしれないね〜。」
「ミリアムちゃん!」
「頼むからそういう事は僕達のいない所で言ってくれ………」
そしてその場の空気をぶち壊すかのように答えたミリアムの発言内容にその場にいる全員が表情を引き攣らせている中、クレア大尉は声を上げてミリアムを睨み、マキアスは疲れた表情で指摘した。
「え、えっと……それよりもアルティナさんはミリアムちゃんと同じファミリーネームである”オライオン”を名乗っていましたが……」
「まさかアンタも”人造人間”なのかしら?」
すぐに空気を変える為にエマはアルティナを見つめて声をかけ、セリーヌは真剣な表情でアルティナに問いかけた。
「はい。私の形式番号はOz74です。」
「あ、ボクの方が1コ上だから、ボクは君のお姉さんだね〜♪」
「何故形式番号が貴女の方が上だという理由で、貴女が私の姉になるのか、理解不能です。」
アルティナの答えを聞いて無邪気な笑顔を浮かべてとんでもない発言をしたミリアムの言葉を聞いたその場にいる全員が再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アルティナはジト目でミリアムに指摘した。
「―――さてと。これでレン達”特務部隊”の自己紹介は一通り終わったから、Z組のみんなは”特務部隊”の指揮下に入るか、入らないのかの判断をこの場で決めてくれないかしら?」
「ええっ!?今この場で決めるんですか!?」
レンに答えを促された事にアリサは驚いてレンに訊ね
「当たり前よ。メンフィルとしてもエレボニアに”和解条約”を実行してもらう為にエレボニアの内戦を1日でも早く終わらせるつもりなのだから、この後レン達は”カレイジャス”に乗り込んで内戦終結に向けて活動するつもりよ。」
「要するにメンフィルはさっさと和解条約で贈与してもらう事になっているエレボニアの領地を得たいから、内戦を1日でも早く終結させたいだけじゃない。」
「ハハ………だけど、それが内戦で苦しんでいるエレボニアの民達の誰もが一番望んでいる事だから、私達は文句を言えないね………」
「……………」
レンの説明を聞いたサラは厳しい表情でレンを睨み、オリヴァルト皇子は疲れた表情で呟き、アリサ達エレボニア帝国の関係者達はそれぞれ複雑そうな表情や辛そうな表情で黙り込んでいた。
「―――レン皇女殿下。差し出がましいかもしれませんが、一つ提案をさせて頂いてもよろし
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