第26話
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ら”騎神”といえど、勝ち目はほとんどないだろうな……」
レンの話を聞いて疑問が出て来たミリアムだったがすぐにある事に気づき、レグラムで現れた人形兵器―――パテル=マテルを思い出したジョルジュは重々しい様子を纏って呟き、フィーとシャロンはそれぞれ静かな表情で呟き、トヴァルは複雑そうな表情で推測を口にした。
「クスクス、トヴァルお兄さんはよくわかっているじゃない♪言っておくけど、特務部隊の隊員達はアルティナを除いて全員単独での機甲兵の撃破は可能よ?」
「ええっ!?」
「オレ達が協力してようやく戦闘不能にできた機甲兵を単独で………」
小悪魔な笑みを浮かべたレンの答えを聞いたアリサは驚き、ガイウスは真剣な表情でリィン達を見つめ
「”アルティナさんを除いて”という事はリィン特務准将やエリゼさん達も機甲兵を単独で撃破できるのですか……?」
「―――ああ。俺やエリゼ達も生身で機甲兵や戦車ごと、貴族連合軍の兵士達を殺した事もある。」
「な、”生身で機甲兵や戦車ごと、貴族連合軍の兵士達を殺したこともある”って……!」
「”ゼムリア大陸真の覇者”の異名で各国から恐れられているメンフィルの精鋭部隊だけあって、とんでもない”化物”の集団みたいね、”特務部隊”は。」
不安そうな表情をしているエマの質問に答えたリィンの答えを聞いたトワは信じられない表情をし、セリーヌは目を細めてリィン達を見つめていた。
(まあ、俺達の国を建国した皇帝自身やその子孫達が”化物という言葉も生温いと思えるような存在”だから、そんな存在と比べたら”生身で機甲兵を撃破できる程度”の俺達なんて、大した事ないよなぁ?)
(フォ、フォルデ先輩。プリネ皇女殿下達もいらっしゃるのですから、そういう事は口を謹むべきだと思います。)
(ア、アハハ………)
フォルデはからかいの表情でステラと小声で会話し、フォルデの言葉を聞いたステラは冷や汗をかいて指摘し、二人の会話が聞こえていたプリネは苦笑していた。
「”特務部隊”の指揮下に入らなかった場合、僕達にとっては致命的なデメリットだらけだから、選択肢はもう決まったようなものじゃないか………」
「あ、あんた達………!クロウやこの子達の悲願を盾にして、結局あたし達があんた達に従わざるを得ない状況へと仕立て上げるつもりね……!」
マキアスは疲れた表情で肩を落とし、サラは怒りの表情でレンを睨みつけ
「クスクス、レンは当然の事を言っただけよ?―――それじゃ、次は特務部隊の指揮下に入った場合のメリットとデメリットを説明してあげるわ♪」
サラの睨みに全く臆することなく軽く流したレンは小悪魔な笑みを浮かべて説明を再開した―――――
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