第26話
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いる誰もがわかる事でしょう?ラウラお姉さん達が言っている事――――”トールズ士官学院の奪還”はトールズ士官学院の関係者達以外はするなって意味にもなるから、内戦が一日―――いえ、一分一秒でも早く終わって欲しいと願っているエレボニアの民達の願いよりも、”自分達の手で学院を取り戻したいという学生の我儘”の方が重要だって意味にもなる事をラウラお姉さん達は自覚しているのかしら?」
「それは……ッ!」
「……ッ!」
「……………」
「皆さん………」
レンに嘆願をしたラウラだったが、呆れた表情をしたレンに正論で返されると反論ができず辛そうな表情で唇を噛みしめて顔を俯かせ、サラは唇を噛みしめてレンを睨み、ラウラ同様辛そうな表情で黙り込んでいるトールズ士官学院の関係者達をクレア大尉は心配そうな表情で見つめていた。
「………レン皇女殿下。帝都に隣接している都市は”トリスタ”だけではありません。そちらの奪還に変更する事は不可能でしょうか?」
「トリスタ以外で帝都に隣接している都市?……ああ、確か”リーヴス”だったわね。”トリスタ”から”リーヴス”の奪還に変更しちゃったら、内戦終結の日が遠のくから話にならないわ。」
「ど、どうしてですか……!?子爵閣下のお話ではその”リーヴス”という都市も帝都に隣接しているのに、トリスタからそのリーヴスという都市の奪還に変更したら内戦を終結の日が遠のくんですか………!?」
「お嬢様…………恐らく”特務部隊”は東部の正規軍や領邦軍を従えて、帝都へ進軍すると思われますから、トリスタとは真反対の位置――――帝都の西側の都市であるリーヴスを奪還しての帝都への進軍は余りにも非効率ですから、無理がありますわ……」
「なるほどね……確かに近くの都市を攻めずに逆側に位置している都市を攻めるなんて、非効率過ぎて常識で考えればありえない進軍ルートね。」
アルゼイド子爵の提案を一蹴したレンの答えを聞いて悲痛そうな表情で反論したアリサを辛そうな表情で見つめていたシャロンは自身が推測したレン達の考えを答え、シャロンの推測を聞いたセリーヌは納得した様子で静かな表情で呟いた。
「うふふ、さすが”執行者”だけあって、鋭いわね。シャロンお姉さんの推測通り、レン達”特務部隊”の大まかの予定では東部の正規軍や領邦軍を従えて帝都の東部に位置しているトリスタを守っている貴族連合軍を制圧してトリスタを奪還、そしてトリスタから帝都に進軍する予定よ。」
「東部という事は第三や第四を従えるつもりなんだ〜?」
「父さん達を………」
「”第三”という事は”特務部隊”はゼクス中将閣下達も従えるつもりなのか………」
レ
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