第25話
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いう噂ですわ。」
「うふふ、ちなみに姉妹って言われている理由はレンがエヴリーヌお姉様とセオビットお姉様の事を”姉”呼ばわりしている事で他の人達が勝手にレン達が本当の姉妹だと思っているからだそうよ?」
シャロンがレン達の事を説明すると、レンがシャロンの説明を補足し
「死体の血で、大地が真っ赤に染まるって………」
「それと連中は人を殺す事を楽しんでいるって噂もあるぜ。」
シャロンの説明を聞いたアリサは不安そうな表情をし、トヴァルは厳しい表情である事をアリサ達に伝えた。
「うふふ、少なくてもレン達が人を殺す事を楽しんでいる事は本当の事よ?」
「ええっ!?」
「……失礼を承知で訊ねさせて頂きますが、何故レン皇女殿下達は人を殺す―――いえ、”命を奪う”という行為を楽しんでいるのですか?」
トヴァルの情報を肯定したレンの答えを聞いたトワは驚き、ラウラは真剣な表情でレンに問いかけた。
「くふっ♪それは”人を殺す事”がエヴリーヌ達にとっての”遊び”だからだよ♪」
「ひ、”人を殺す事が遊び”って……!」
不敵な笑みを浮かべたエヴリーヌの答えを聞いたアリサは信じられない表情をし
「クスクス……人を殺した時に感じる感触、殺された人達が浮かべる後悔や絶望の表情、そして殺された時にあげる悲鳴や断末魔を自分の手で生み出す事はレン達にとってはとっても面白い”遊び”なのよ♪―――特に今回の戦争はとっても楽しませてもらえたわ♪”狩る側”であった貴族連合軍が突然”狩られる側”になった事による絶望や後悔でとってもいい悲鳴をあげてくれたからね♪」
「レン!マーシルン家やメンフィルが誤解されるような発言は慎みなさい!」
「ヒッ!?」
「ッ……!?」
「ハハ………メンフィルとの戦争による犠牲者達の中でも君達を相手にしてしまった貴族連合軍の兵士達が一番憐れな最後だったろうね……」
「なるほどね………可憐な容姿でありながら、その残虐さ……まさに異名通り”殲滅天使”ね。」
「こうして実際に本人達と会って話してわかったけど、まさに正反対の性格をしている姉妹だね。」
凶悪な笑みを浮かべたレンの話を聞いたサフィナは声を上げてレンに注意し、エリオットは悲鳴を上げ、エマは息を呑み、オリヴァルト皇子は疲れた表情で呟き、セリーヌは厳しい表情でレンを見つめ、フィーはジト目で呟いた。
「………レン皇女殿下達が歩もうとされている道は”人の心”を捨てる”修羅”の道である事をご存知なのですか?」
するとその時アルゼイド子爵は真剣な表情でレンに問いかけた。
「”修羅”だなんて、大げさねぇ。レン達の殲滅対象はメンフィルに仇名す愚か者達や民達を害する”賊
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