第25話
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ヴェの自己紹介に続くようにシャロンがレーヴェの代わりに説明をし、シャロンの様子にアリサは複雑そうな表情をし
「……いささか不本意だが、”死線”を含めて俺の事をそう呼ぶ者達は多いな。まあ、お前たちも好きなように呼ぶがいい。」
「フン……少なくてもあたしはあの悪名高き”剣帝”が結社から抜けたなんて信じられないわね。結社とメンフィル。本当は”どちらの意図”で動いているのでしょうね。」
「お、おい、サラ。」
厳しい表情でレーヴェを睨みつけているサラの様子にトヴァルは冷や汗をかいた。
「やれやれ………どうやらその様子では2年前の件を随分と恨んでいるようだが………俺自身はあの件には直接関わっていないのだがな?」
「ああん!?ギルドを襲撃した連中を育てた張本人がぬけぬけとよくそんな事が言えるわね!?」
「お気持ちはわかりますが、今は落ち着いてください、サラさん!」
レーヴェの答えを聞いて怒りの表情でレーヴェを睨んで今にも攻撃しそうな雰囲気を悟ったクレア大尉はサラを諫めようとしていた。
「くふっ、結社から抜けた事を全然信じられていないね♪まあ、今までの事を考えたら当然だろうね。――――わたしの名前はエヴリーヌ。リウイお兄ちゃんたちの国―――メンフィルの客将。終わり。」
その様子に口元に笑みを浮かべて答えたエヴリーヌは簡単な自己紹介を行い、エヴリーヌの自己紹介の仕方にその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「もう少しまともな自己紹介はできないのですか、エヴリーヌお姉様……」
「まあ、エヴリーヌさんですし、仕方ないかと……」
疲れた表情で呟いたプリネにツーヤは苦笑しながら答え
「”殲滅天使”どころか”魔弓将”まで”特務部隊”の一員にするなんて、メンフィルはエレボニアとの戦争を和解した事で貴族連合軍を殲滅できなくなったから、和解条約を利用して貴族連合軍を殲滅しようとしているんじゃないの〜?」
「同感。”殲滅の姉妹(ルイン・シスターズ)”を二人も投入するなんて、どう考えてもエレボニアに血の雨を降らせるためとしか思えない。」
「血の雨を降らせるって……」
「”殲滅の姉妹(ルイン・シスターズ)”……?」
「何なんだ、その物騒な姉妹の名前は……?」
ミリアムとフィーの話を聞いたジョルジュは不安そうな表情をし、ガイウスは不思議そうな表情で首を傾げ、マキアスは疲れた表情で自身の疑問を口にした。
「―――”殲滅の姉妹(ルイン・シスターズ)”。メンフィル軍の将の中でも最も好戦的かつ残虐な性格をしているメンフィルの”最凶の姉妹”ですわ。レン皇女殿下達が戦場に姿を現せば、レン皇女殿下達に討ち取られた者達の死体の血によって大地は真っ赤に染まると
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