第25話
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見知りおきを。」
「―――プリネ皇女殿下の親衛隊長兼専属侍女長を務めるツーヤ・A・ルクセンベール准将と申します。妹のセレーネ共々、よろしくお願いします。」
「ふええっ!?そ、その名前って確か……!」
「プ、”姫君の中の姫君”に”蒼黒の薔薇”じゃないか!?」
「あのプリネ皇女殿下まで”特務部隊”の一員だなんて……」
「貴女達があの………」
「………二人は有名なのか?」
プリネとツーヤの自己紹介を聞いたトワとマキアス、ジョルジュは驚き、ラウラは興味ありげな様子でプリネ達を見つめ、驚いているアリサ達の様子が気になったガイウスは不思議そうな表情で首を傾げてアリサ達に訊ねた。
「あ、当たり前だよ!プリネ皇女殿下はその異名通り容姿や性格、仕草を含めた”全て”がまさに”姫君”を示すようなお姫様として有名で、”蒼黒の薔薇”はプリネ皇女殿下の親衛隊長である事からリベールで有名なユリア・シュバルツ准佐と並ぶ女性騎士として有名で、ユリア准佐と合わせて”プリンセスナイツ”の異名で有名なんだよ!?」
「フッ、巷ではユリア准佐は”リベールの白き薔薇”、ツーヤ君は”メンフィルの黒き薔薇”とも呼ばれていて、二人ともとても凛々しい女性だから多くの女性達を虜にしているのさ♪」
「う”っ………オリヴァルト皇子、お願いしますから、その話を持ち出さないで下さいよ………」
「ア、アハハ……私達の噂は私達自身、正直誇張されたものだと思っていますから、できればあまり気にしないで頂けるとありがたいです。」
エリオットの説明に続くように静かな笑みを浮かべて答えたオリヴァルト皇子の答えを聞いたツーヤは唸り声を上げた後疲れた表情で指摘し、プリネは苦笑しながら答えた。
「そう言えばツーヤ准将はセレーネさんの姉君と仰いましたが………」
「まさかとは思うけどアンタも”竜”で、契約相手は”姫君の中の姫君”なのかしら?」
「ええ。あたしとセレーネは双子の姉妹ですよ。」
ある事に気づいたエマはツーヤとセレーネを見比べ、セリーヌの推測にツーヤは頷いて答えた。
「フッ、既に俺の事は知っているだろうが改めて名乗らせてもらう。――――プリネ皇女親衛隊副長、レオンハルト・ベルガー大佐だ。かつてはそこの”死線のクルーガー”と同じ結社”身喰らう蛇”に所属していたが、色々な理由があり、”身喰らう蛇”からは脱退した。よって、既に俺は”身喰らう蛇”とは何の関係もない。――――最もそれを信じるかどうかはお前達次第だがな。」
「ちなみに私達が呼んでいる”レーヴェ”様の名前は本名である『獅子の果敢』を愛称にした名前ですわ。」
「シャロン……」
レー
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