第25話
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ステルさんにヨシュアさん、それとついでにカシウスさんに言いつけましょうか……?」
(さり気なくカシウス准将にまで言うなんて、相当怒っているのね……)
セレーネの答えを聞いた後酔いしれた様子で答えたオリヴァルト皇子の様子にその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて脱力している中ツーヤは顔に青筋を立てて威圧を纏った笑顔を浮かべてオリヴァルト皇子を見つめ、ツーヤの様子にプリネは苦笑し
「ガクガクブルブル……ゴメンなさい、それだけはマジで勘弁してください。」
ツーヤに微笑まれたオリヴァルト皇子はある人物達の反応を思い浮かべると恐怖によって身体を震わせて謝罪し、オリヴァルト皇子の様子にその場にいる多くの者達は再び冷や汗をかいて脱力した。
「いや〜、それにしてもリィン君は間違いなくゼムリア大陸の男達の中で一番の幸せ者だね♪何せエリゼ君や我が妹、セレーネ君という麗しい女性達に加えて他にも4人の麗しい女性達と結ばれる事になるのだからね♪」
「そ、それは………というか何故殿下が俺とセレーネが婚約関係である事をご存知なのですか……?」
そしてすぐに立ち直って笑顔を浮かべたオリヴァルト皇子の言葉に表情を引き攣らせたリィンだったがある事に気づき、疲れた表情でオリヴァルト皇子に訊ねた。
「フッ、それは”愛の伝道師”たる私の”勘”さ♪」
そして髪をかき上げて酔いしれた様子で答えたオリヴァルト皇子の答えにその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて脱力した。
「意味不明だし。」
「フィ、フィーちゃん。」
我に返ってジト目で呟いたフィーの言葉を聞いたエマは冷や汗をかき
「クスクス…………オリビエお兄さんの言う通り、セレーネもリィンお兄さんの婚約者の一人で、序列は側室の1位よ♪」
「ええっ!?」
「という事はセレーネ殿がリィン特務准将殿の妻としての序列はエリゼ殿に次ぐ方なのですか………」
「………レン皇女殿下。”特務部隊”にリィン特務准将殿に加えて彼と婚約関係の女性達―――それも上位の序列の方達を配属した理由は将来結ばれる事が決まっているアルフィン皇女殿下とリィン特務准将殿達との親交を深める為でしょうか?」
レンの説明を聞いたアリサが驚いている中ある事に気づいたラウラは真剣な表情でセレーネを見つめ、アルゼイド子爵はレンに訊ねた。
「ま、それも理由の一つね。―――それじゃ、この調子でプリネお姉様達も軽くでいいから、自己紹介をお願いね。」
アルゼイド子爵の問いかけに頷いたレンはプリネ達に視線を向けた。
「わかったわ。――――初めまして。私の名はプリネ。メンフィル皇女プリネ・カリン・マーシルン。前メンフィル皇帝リウイ・マーシルンとペテレーネ・セラ神官長の娘にして、レンの姉です。以後お
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