第25話
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の正体は”竜”よ。」
「ええっ!?りゅ、”竜”!?どこからどう見ても、私達と同じ人間にしか見えないんですけど……」
「”竜”のような高次元の存在は”人”の姿を取る事ができると伝えられていますから、竜族であるセレーネさんが”人”の姿をしていてもおかしくはないのですが………」
「リィンの”パートナードラゴン”って言っていたけど、それって一体どういう意味なのかしら?口ぶりからするとリィンと何らかの契約を結んでいるように聞こえるのだけど……」
レンの答えを聞いて驚いているアリサに説明をしたエマは戸惑いの表情でセレーネを見つめ、セリーヌは目を細めてセレーネを見つめて問いかけた。
「はい。わたくしはリィンお兄様と”パートナー契約”を結んでいますから、わたくしは戦闘を含めた様々な面でリィンお兄様を支えるドラゴンです。」
「つまりエマとセリーヌみたいな関係?」
「正確に言えば違うでしょうけど、似たようなものでしょうね。それにしても”竜”と契約しているなんて、何でアタシ達が導く”起動者”に限って、次から次へと”規格外”な事実が判明するのよ………」
「セレーネさんの事を考えたらバリアハートでリィンさんが召喚した人達も相当な高次元の存在なのでしょうね………」
「ハハ…………」
セレーネの説明を聞いてある事を察したフィーの推測に答えたセリーヌは疲れた表情で溜息を吐き、不安そうな表情で呟いたエマの言葉を聞いたリィンは苦笑していた。
「”パートナードラゴン”………そう言えばミントもエステルの”パートナードラゴン”という存在だったな?」
「ええ………もしかしたら彼女はミントと同じ種族の竜なのかもしれないわね。」
一方ある事を思い出したトヴァルの言葉にサラは真剣な表情で考え込みながら頷き
「正確に言えば彼女はミント君とは異なる竜だが、二人の推測は概ね当たっているよ。」
「殿下はセレーネ嬢と面識があるのですか?」
二人の推測に同意したオリヴァルト皇子の答えを聞いてある事を察したアルゼイド子爵はオリヴァルト皇子に訊ねた。
「ああ。―――久しぶりだね、セレーネ君。以前会った時に比べると随分と見違えたが……君もミント君やツーヤ君のように”成竜”と化したのかい?」
「はい。お兄様達と一緒にメンフィル帝国に帰国した際に”成長”しましたわ。」
「そうか………それにしても君と言い、ミント君やツーヤ君と言い、みんなとてつもないスタイル抜群の美女ばかりに育ったじゃないか♪フフ、私も本気で私の”パートナードラゴン”が欲しくなってきたよ。勿論女の子限定だけどね♪」
「あたしどころか、ミントちゃんやセレーネにまで邪な目で見るなんて……後でミュラーさんとシェラさん、エ
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