第25話
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ン皇家の一員です。」
「ちなみにサフィナお姉様はパパの側室の一人が産んだ子供の一人よ♪」
「なっ!?と言う事はサフィナ元帥閣下は……!」
「その人も”殲滅天使”や”姫君の中の姫君”と同じ”英雄王”の娘なの〜!?」
ラウラの疑問に答えたサフィナとレンの説明を聞いてある事を察したクレア大尉とミリアムは驚きの声を上げた。
「ええ。私の母はプリネ達の母ではありませんが、私も父上の娘の一人です。―――それと私は戦後クロイツェン州の臨時統括領主の任に就く事になっていますので、以後お見知りおきを。」
ミリアムの推測にサフィナは静かな表情で頷いた。
「なっ!?クロイツェン州の”臨時統括領主”だと!?」
「確か先程のレン皇女殿下のお話ではクロイツェン州の統括領主は”シュバルツァー公爵家”との事ですが………」
サフィナの話を聞いたトヴァルは驚き、アルゼイド子爵はリィンに視線を向けた後レンに訊ねた。
「ええ、サフィナお姉様達はあくまで”臨時”の統括領主。幾ら統括領主になる事が内定している事とはいえ、”シュバルツァー家”は元々ユミルしか治めていなかったのだから、その跡継ぎであるリィンお兄さんに”統括領主”としての教育をしてからでないと、統括領主に任命できないわよ。」
「”達”と言う事はクロイツェン州の臨時統括領主はサフィナ元帥の他にもいるのかい?」
レンの話を聞いてある事に気づいたオリヴァルト皇子はレンに訊ねた。
「勿論いるわよ。竜騎士軍団の団長としての務めもあるからサフィナお姉様だけで臨時統括領主を務めるのは無理があるもの。ちなみに他の臨時統括領主はレンとプリネお姉様よ♪」
「ふええっ!?レ、レン皇女殿下とプリネ皇女殿下もクロイツェン州の臨時統括領主なんですか!?」
「クロイツェン州の先行きが本気で心配になってきたわね………」
「同感。他の二人はともかく、”殲滅天使”が臨時統括領主だなんて、”殲滅天使”の事を知っていたら普通に考えて不安にしか思えないね。」
「お願いしますから、サラ教官もですがフィーちゃんも口を謹んで下さい……」
レンの説明を聞いたトワが驚いている中それぞれジト目でレンを見つめて呟いたサラとフィーの感想を聞いたエマは疲れた表情で指摘した。
「失礼ね〜。レンは鬼や悪魔じゃなくて”天使”よ?」
呆れた表情で答えたレンの答えを聞いたその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて引き攣らせ
「フッ、”天使”の前に”殲滅”の名が付くがな。」
「ハア……貴女の普段の言動や行動を考えたら、そう思われて当然でしょうが………」
「というかむしろ鬼や悪魔よりも、レンさんの方が恐ろしい存在だと思うのですが……」
「
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