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生徒会”執行部”と”捜査部” ~舞い散る桜STKとの出会い~
11、十円と事件
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「…げつ」
真っ暗な世界
「…ふう」
で誰かの声がする
「……お」
でも知らない人の声
【お姉ちゃん!!】
「ッ!!?」
「ハルちゃん!」「よかった…気が付いたんだね春」
辺りをきょろきょろ見渡す。あの子を探すために。
「春? どうしたのよ、まだ寝ぼけてるの、ねぇってば」
ぺちと軽く誰かに頭を叩かれた。痛い。でもそのおかげで意識がはっきりしてきた。
さっきから私を呼んでいたのは、小林先輩と茨音さんだったみたい。
ふたりともすごく心配したんだからといいたそうな表情をしている。そんなに心配をかけるほど私…気を失っていたのかな?
「起きたか風月」
「っ」
知らない男の人が近づいて来た、とっさにその人から離れる。男の人はどこか困ったような顔をしている。…誰この人。今プールはは女子部員が占領してるはず…水泳部顧問の先生も女の先生だったはず…。
「怖がらせちゃった…かな?」
知らない男の人は苦笑い。茶髪で遊んでる髪型で目鼻立ちが整った俗に言う、イケメンという類の人。
チャラ男っぽい喋り方とか見た目とかで、春のタイプではない。…むしろ苦手/敵なタイプだ。
「カッパせんせーだからしょうがないぞ〜ん」
遠くの方で女子部員たちと楽しそうに写真撮影会をしていたはずの会長がいつの間にやら春の真横に座っていた。
「こーら中原、ちゃんと
河野
(
かわの
)
先生って呼びなさい」
「ふぁ〜い」
と言った後にボソッと小声で「ちぇ十円ハゲのくせに…」と言っていたが、河野先生には聞こえていないようだったのでこのまま黙っていよう…。
「プールであまりはしゃぎすぎるなよ? 水場は危険なんだから…わかるな?」
「ふぁ〜い」「「はーい」」「…れす」
「…はい、は伸ばさない」
「「「…………」」」
河野先生ははぁと小さくため息をついたあと春たちの元を離れ、自主練習に励む蒼先輩の元へ駆け寄る。
泳ぎ終わった、蒼先輩を捕まえで何か話を始めた。河野先生は楽しそうだけど、蒼先輩は嫌そうだ。
…とゆうより河野先生の必死さがキモ怖い。色々理由を付けて逃げようする蒼先輩を何としても逃すまいと話しかけるのをやめない。
「……河野先生って」
「もしかしてハルゥ ニヤニヤ」
口に出してもう言ってしまっているけど会長、物凄いニヤニヤとキモい顔している。
「…それはないれす」
「だよね〜ボクのハルゥが十円ハゲのカッパせんせーなんかにホのじな訳ないヨネー」
「はいれす。あの先生は…なんか怖い…れす」
「…え? 怖い? どこが? なんで?」
「茨音さんはなんともないれす?」
「うん…べつに…チャラい先生だ
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