少女編
伝えたいのに。
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!逝くな!」
焦ったような声。私の中から温かいものがどんどん流れていく。
もう、身体が重くて動かせない。私は、身体を支えてくれている人の手の掴み
「ごめんなさい。ラインハルト兄上とティアナを………。」
声が出ない。出したいのに。伝えたいのに。
「………。オ……………スカー……………さ…ま。……………。」
私は、闇の中へ引っ張られていく。
まだ、伝えていないのに。
死ねわけにはいかないのに。
私の意識は、闇に沈んで行った。
私を呼ぶ誰かの声を聞きながら。
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