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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第628話】
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元気百倍ぱんまん〜♪ そして皆もおかえりんりん♪ りんりんもおかえりんりん〜〜〜〜♪」


 ヒルトを先に出迎えるのは彼女ならではの好意の表れだろう、りんりんと呼ばれた鈴音は――。


「だーかーらーっ! りんりんって言うなー!!」

「わー、ひーくん助けてー♪」


 追い掛け回された本音、咄嗟にヒルトを盾にして逃れる。


「はは……ただいま、のほほんさん。 鈴音もほら、気にするなって」

「う〜〜!」


 上目遣いで睨む鈴音にヒルトは頬を掻いていると姉である布仏虚が現れた。


「お疲れ様、有坂君。 ニュース、見たわ。 大変だったわね……」

「はは……俺なんかよりも皆を労ってください、俺は大した事はしてないんで」

「そうかしら?」


 虚はヒルトの後ろに居た女子を見ると一様に首を振る。

 クスッと微笑む虚、だが直ぐに表情を戻すと楯無に――。


「会長、来週の修学旅行ですが此方の方で行程スケジュールの変更を済ませておきました」

「えぇ、ありがとう。 直ぐにチェックするわ」


 楯無がそういうと未来が――。


「え? 修学旅行って中止にならないんですか?」

「えぇ。 事件があったとはいえ修学旅行は学業の一つでもあり、生徒が楽しみにしてるイベントの一つでもあるからね」


 ウインクする楯無――そして虚が告げる。


「一応これも報告します。 バナナはおやつに含まれませんので悪しからず♪」


 表情を崩し、茶目っ気たっぷりにそう言った虚に心の中で皆がバナナはおやつネタを突っ込んだ。
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