最終章
最終節―全ての救い―
”元世界神”の成り立ち
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ヤ君それは――」
「――『空間操作』」
ただの肉塊となったソウヤ君が発するのは、MPが無くなり使えなくなった『空間魔法』を使えるようにランクダウンした能力。
「やっぱり、キツイ…か。なら…“拒否する”」
「――――」
この時、僕は気付いた。
気が付いてしまった…彼が為そうとしていることに。
「無理に決まっている!そうだろう、ソウヤ君!?」
誰かが叫ぶ声が、ノイズが掛かったようになってソウヤの耳に届く。
ウィレスクラだと確認するまでもなく分かった。
「駄目、か…“拒否する”」
現在ソウヤは『空間操作』を“すべてを拒否する力”で能力の全開を底上げして“あるもの”を探しているが、中々見つからない。
というより、“見つかる場所まで届かない”と言った方が正しいだろう。
―警告:スキル『空間操作』ではそこまで到達できません。今すぐ止めてください―
「“拒否する”」
このように少し“世界を超えよう”とするだけで、警告が出てしまうのだ。
本来なら強制終了させられるのだろうが、そこはソウヤが無理やり“すべてを拒否する力”で起動、再度底上げしている。
―警告:スキル『空間操作』ではそこまで到達できません。今すぐ止めてください―
「“拒否する”」
―警告!:スキル『空間操作』ではそこまで到達出来ませんでした。―
― 今すぐ強制終了します! ―
「“拒否する”」
―※警告!:スキル『空間操作』ではそこまで到達出来ませんでした―
― 今すぐ止めなさい!―
「“拒否する”」
―警告!警告!警告!警告!:今すぐ止めてください!―
「“拒否する”…!」
―警告!警告!警告!警告!:今すぐ止めなさい!―
「“拒否”…“拒否する”!」
―今すぐ止めろ!―
「“拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する” “拒否する”」
ソウヤの体中に限界を示す負荷が掛かる。
だが、外的要因では止めることはできない。
――何故なら、とっくに痛みは感じないのだから。
ふと、何かの電気コードが切れる音がした。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ