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生徒会”執行部”と”捜査部” ~舞い散る桜STKとの出会い~
8、アルタイル・ベガ
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「私の嘘と貴方の本当、彼らはどちらを信じるかしら? 諷焔学園きっての不良さん?」
「っオレは好きで不良をやってんじゃねぇ!」
悔しがる古賀先輩を横目に
「…でも警察が男の人なら、まず副会長を信じる」
「はっ?」
「フフッ残念だったわね、貴方が脚フェチじゃなく巨乳好きだったら副会長がお色気で落とす手もあったのに」
「はぃ?」
桜ヶ丘くんと稲田さんが好き勝手に語り出す。
さっきは気がつかなかったけど、よく考えたら同じクラスの人だ。地面に倒れている山田くん含め三人共。
「ちょっと待て! なんでオレが脚フェチってことになってんだよ!?」
「え…? 会長が言ってたんですよね?」
「え…えぇ」
***
去年の古賀誕生日近くのある日
「ねぇ彩。その…古賀くんってなにあげたら喜んでくれるのかな」
「コガジュンに? んん〜〜脚かな」
「あっ脚!?」
「うんっ脚。ぐりぐり〜〜と!」
「そっそう…なんだ(古賀くんは脚が好きなのね…)」
***
「…という事が昔あったのよ」
「あのぉクソアマめぇ」
「脚フェチ…」
古賀先輩は脚フェチ…何故か体がゾワリとした。
「太ももが好きなの〜? それとも足首〜? かかとでグリグリされたりしたいの〜?」
「違う! オレはどっちかっつうと胸の方が好きだ!
(ってオレはなにを馬鹿正直に言っているのでしょうか)」
「それはつまり副会長のお胸をアレしたいと」
「な! アレってなんだ、んなこと言ってないだろう!」
顔を真っ赤にして必死に否定する古賀先輩をからかう稲田さんと、耳まで真っ赤な顔して古賀先輩を睨みつけている副会長。
「〜〜〜〜///」
「な」
「駄目っ! 駄目ったら駄目なの!」
「なにがだよ! 何が駄目なんだよ!」
「キャー近づかないで変態ー!」
ウーウォンウォン。ふざけていたらパトカーのサイレンが聞こえてきてすぐ近くに停車した。
お巡りさんがパトカーから降りて来て春たちの方へ近づいてくる。
「お前ッマジで呼びやがったな!」
「ちが、本当に呼ぶわけないでしょ」
「じゃあなんなんだよ!?」
『君たちょっといいかな?』
「あわわわ〜はい、なんでしょう?」
とっさに古賀先輩の後ろへみんなして隠れる。
『一般人が黒づくめの集団に襲われているという通報があったんだが…』
お巡りさんの言葉が詰まる。表情がなにか恐ろしい物を見たかのようだ。恐る恐るお巡りさんが見ている方向…後ろを振り返ると
「………」
黒いローブを羽織り、頑張って女装した山田くんが気絶して地面に倒れたままだった。
『…この
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