第5話 改訂版(2019/04/30)
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る太極図所持者の全能力強化能力がございます。
使い様によって最強にも最弱にもなりえますが、他の宝貝に干渉する能力は王たる者に相応しい能力ではないかと思われます」
「ふむ。確かに王たる者に相応しい能力だな。よし!その太極図を貰おうか。他の武具は―――」
「これらは全て聖上へと献上したもの。臣下へと下賜するもよし、捨てるもよし。全ては聖上の御心のままに」
「下賜って言っても、現時点で渡せるのは鬼の忍刀である7振りだけだろう?」
「お父様とお母様であれば、1つだけなら六道宝具を扱えると思います。ただ、単体で意味を為す六道宝具は芭蕉扇と琥珀の浄瓶だけなので、下賜されるならその2つが宜しいかと。
スーパー宝貝に関しましては、臣下で神仙へと至った者がいた時、その者に下賜するのもありかと思われます」
「成程。取り敢えず、豚頭族の軍勢との戦を考えると、即戦力となるのは鬼一族だし、六道宝具と忍刀を下賜するのも戦場へ連れて行く可能性の高い者にした方がいいな」
「その前にリムル様が所持される忍刀を選ばれるのが先決かと思われます」
「えっ?いや、俺には太極図があるし―――」
「確かに太極図は遠近両用ですが、どちらかというと遠距離寄りの宝貝です。聖上も戦場に出られるなら太極図以外にも近距離用の武具も持っておくべきだと思います」
「そ、そうか?なら、この双剣を貰おうかな」
「雷刀・牙ですね。これは刀身に雷を纏わせることで、切れ味を最高まで高めた忍刀になります」
リムル様が雷刀・牙を選ばれた後、私は他の忍刀と六道宝具の説明を行い、それを聞いたリムル様は改めて忍刀及び六道宝具を下賜し始めました。
「夏官長・大司馬が大筒木紅麗、前へ」
「はっ!」
「紅麗、お前には軍事総大将として、また1人の武人として戦場での活躍を期待している。よって、お前には六道宝具の1つである芭蕉扇を与える」
「ははっ!有難く頂戴いたします!!」
「そして、夏官・左近衛府大将が大筒木紅丸、前へ」
「はっ……」
「紅丸、お前にも左近衛大将として、また武人として豚頭族との戦での活躍を期待している。よって、お前には鬼の忍刀の1振りである断刀・首斬り包丁を与える」
「はっ!左近衛大将の名に恥じぬ働きを首斬り包丁と共に必ずや御見せ致します」
「次、夏官・大僕が日向紫呉、前へ」
「はっ!!」
「紫呉、お前は平時においては俺の身辺警護長を務めて貰うが、戦場においては最前線で戦う斬り込み隊長を務めて貰おうと思っている。よって、お前には鬼の忍刀の1振りである爆刀・飛沫を与える」
「はっ!」
「次、夏官・小臣が日向紫苑―――」
と、この様にリムル様は忍刀と六道宝具を下賜していき、紫苑は鈍刀・兜割、蒼
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