第5話 改訂版(2019/04/30)
[1/7]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
【視点:リムル】
俺が大鬼族の姫巫女である仙鬼――大筒木朱菜と共に大鬼族達に名付けを行ってから早数時間。
つい先程まで、俺は名付けの際に供給して貰っていた仙術尾獣チャクラを変換した魔素の影響で獲得した特別技能『忍法』と『仙法』、究極技能『千手之系譜』についての説明を朱菜から受けていた。
忍術使用時に必要となる印の組み方や忍術における属性――性質変化の優劣関係、本来合成できない複数の性質変化を合成することで得られる血継限界、血継淘汰、血継網羅という特殊や究極に相当するスキルなど、覚えるのが面倒そうなことを教えて貰っていた。
ちなみに究極技能『千手之系譜』は水と土の性質変化を組み合わせた木遁を使える血継限界だそうだ。
あと、新たに獲得した特殊技能『妖怪仙人』の説明を『大賢者』から受けた。この技能のお蔭で俺も朱菜と同じ仙人に至ったそうだ。
まぁ、同じって言っても俺の方が格下なんだけどな。兎も角、この技能のお蔭で俺は完全な人間に擬態することができるようになったんだ。
そう!完・全な人間に!!完全な人間。それは俺の息子の復活を意味する!いや、元がスライムで無性だから、女に性転換もできるんだけどな。
つまり、俺の意思次第で息子を復活させたり、男を受け入れて子供を身に宿すことができるって訳だ。朱菜曰く、『妖怪仙人』に含まれる妖怪仙人化という技能で人間に変化できるそうだ。
…………うげぇぇ!後者は想像するだけで悍ましい!情報収集とかで使えそうだけど、極力女性体にはならない様にしよう。
そして、現在。俺と朱菜は存在進化を果たし、姿の変わった元大鬼族の上役及びその子息子女達に跪かれている。
「リムル様、大鬼族の民一同、名を賜ったことで問題なく進化することができました」
「そ、そうか。ところで、お前は大鬼族の長だよな?」
「はっ!リムル様と朱菜から名と姓を賜ったことで妖鬼を経て帝鬼へとなりました。今は大筒木紅麗と名乗っております」
進化前は身長200cm近くあった某暗殺拳法四兄弟の長兄を彷彿させるムキムキの40代半ばから後半といった美中年が、同四兄弟の次男か四男を彷彿させる肉体を持った身長180cm前後の20代後半から30代前半の青年へと変わっていた。
これはあれか?ヨボヨボの爺さんからラ○ウへと進化したリグルドショックの再来か?内に秘めた魔素量も俺と同等か、少し下くらいな
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ