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生徒会”執行部”と”捜査部”  ~舞い散る桜STKとの出会い~
6.株急上昇↑からの株急降下↓
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やろうとしたら、四方八方から叱られたからニャー」

「…ソウナンレスカ」

いや…怒られて当然だと思う。

クゥ〜

「あっ!」

安心したらお腹が鳴ってしまった!! 恥ずかしいぃぃ〜〜〜。

「////」

「………。ごっめ〜んボクのポンポコさんがご飯ーだってさ、食堂へゴーゴーカレー!」

気を使ってくれたみたいだ。部屋には春と会長二人しかいなかった。誰のお腹の音なのかすぐにわかるのにあえて自分の音とごまかしてそっと部屋を出て行ってくれた。

春は小さな声で

「……ありがとうございますれす。…中原部長」

とささやいた。
部長の跡を追って階段を駆け下り、部長を見つけ追いつくと

「…お先です!」

「なぬっ!?」

追い越して先に食堂へと走り出す。負けるもんかと部長も一緒になって走り出す。

さっきあんなに走って全身痛かったのに、どうしてだろう…なんで私また走ってるんだろう

…でもなんか…気持ちいい! 

すっごく変な人だけどなんやかんやでいい人? 中原部長とは仲良くできそうな気がする。

「マテイーハルゥー部長であるボクの前を走るなど、けちからんもんねー」

「もしかして、けしからんれすー?」

「ぬぬぬっ」

「ふふっ」

「ほぅっ?」

ばたんっ! 食堂に着いた勝ったのはー!!?

「…なにしてんですか」

コンソメスープを頭から全身に被り、ほんのりコンソメ味になってピクピクと額に青筋を立てそうとう怒ってらっしゃる茨音様だった…。


「二人ともそこに座りなさぁぁぁぁい!!」

「にゃぶぅぅぅ!!?」「…ぁ」


はしゃぎ過ぎてスープをかやし茨音さんをコンソメ味にしてしまった罰ととして、二時間正座の刑にしょっぴかれた中原部長と春なのであったとさ――






【で】






「ああっ、この脚ビリビリ痺れる感じイイィ! ずっごくイイィよぉー! ハァハァハ」

「これがイイんですか〜}

ツンツン。

「あはぁんっ!」

「ほれほれぇ〜」

「あ〜ん、イィ! いばやんもっとぉ〜! もっとつんつんプリーズ!」

「………」

「仲良しさんねぇ〜」

会長は特殊な性癖の持ち主だった…仲良くできそうな自信が音を立てて崩れていくような気がする。





――でもまた仲良くなれそうな気がするような、気がする。






「あはぁんっ! イイィ!! モットォ」

「………」

理解は出来なさそうだけど……ね。





                              続く






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