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生徒会”執行部”と”捜査部”  ~舞い散る桜STKとの出会い~
6.株急上昇↑からの株急降下↓
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案内してくれると言う先輩の跡を付いて階段を上がっていく。
階段を上がりながら

「この洋館デッカイっしょ〜。
 これ左側は執行部の連中が、右側を我ら捜査部メンバーが使ってんだよん」

右と左で陣地分けしてるの?

「部活のメンバーで使ってるのれす?」

「うん。ボクが伯母上(おばうえ)…学園長に頼んで部活メンバーで使わせてもらってるんだ。
 
 みんなでひとつ屋根の下に居た方がなにかと便利だしね。…執行部はついでにだよん」

「…へぇ」

あれ? 伯母上? さっき中原会長、学園長先生のことを伯母上って……気のせい?

二階に到着。

「一階は共同スペース、二階は男子フロア、三階が女子フロアだお。あともういっこ上ね」

「は〜い」

と返事をした後会長は「女の子は女神だから、天に高い所で暮らさないといけないんだよ。男が女神よりも高い所で寝泊まりするなんて論外なんだ」と熱く語り出したけど、ここは華麗スルーするとしよう。
…だってめんどくさいから。


【で】




三階に到着、春の部屋の前に捜査部メンバーの部屋の位置を紹介。

階段を上がってすぐ隣にある、舌を出したビーグル犬の名札看板に[あや]のとひらがなで書かれたドアの場所が会長の部屋。

会長の部屋から三部屋進み向かい側にある、お腹を叩いている狸の名札看板に[あんこ×あこ〇]とかかれたドアの部屋が小林先輩の部屋。

小林先輩の向かい側斜め右階段よりにある、何故か山嵐(ヤマアラシ)名札看板に[ともこ]とひらがなで書かれたドアの場所が茨音さんの部屋。

そして最後に春の部屋はというと…

「ここだよん」

みんなの部屋からは少し離れた場所、会長の部屋からは十部屋くらい離れた所にあった。ドアにはお鍋の中で丸まって眠る猫の名札看板に[はる]とひらがなで書かれていたる。

「鍋猫だよ可愛くない?」

「…そうですね」

猫はべつに嫌いでも好きでもない。どちらかというと好きかな? という程度。

「お部屋との初対面〜」

と言いながら会長がドアを開ける。部屋の中へ入ってみると中は意外と

「ふつう…れす」

勉強机とシンプルなベットとランプがあるだけどのずごく質素で清楚な部屋だった。

「アリャ? ガックシ?」

「そうじゃないれす…ただ外が…あんなだったので…」

「あ〜なるる」

外観がお化け屋敷で中も西洋風だったのでてっきり部屋も、そっち系だとばかり思っていた春だったが、
意外と普通な洋風だったので一安心。
欲を書けば和風じゃなかったのがすこしばかり残念か。

「この部屋はもうハルゥのモノだから好きに使って良いよ。あっでも改築はダメダメヨン?
 
 まえにボクも
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