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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
真・四十二話 賽は投げられた
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う方が無理な話だ。
「な、何がどうなってんだ?というか、どっちが本物だ?それともどっちも偽物なのか?」
「っ」
「っ、しまっ!?」
ヴィータの登場に一瞬だけ……本当に一瞬だけ気が緩んだ短刀を持った方の全の短刀が弾かれる。
その隙をついて黒い剣を持った方の全は転移魔法を発動させたのかその場から消え去った。
「くそっ……せめて、正体を確認しておきたかったが……まあいい」
「おい、橘」
シンを納刀する全。そしてそんな全にヴィータは話しかける。
「お前、どうやってあたしたちがこの世界で任務を行うってわかったんだ?」
「簡単だ。地球からどこに向かって転移したか。その跡を辿れば自ずと場所はわかる」
「んなのでわかるかよ!はぐらかしてんじゃねぇぞ!!」
「それよりもいいのか?高町、怪我してるかもしれないぞ?良い機会だから休暇を取らせろ。いいな」
全はそう言うと、歩き出す。
「おい、どこに行くんだよ!」
「帰るんだよ……手の手当てもしないとだしな」
「あっ……ま、待って!!」
すると呆けていたなのはが手の手当てと言った所で慌てた様子で全の後を追いかけ左手を掴む。
「ち、治療する!治療するから、アースラまで!」
「い、いいよ。どうせ俺を嫌ってる奴しかいないし」
「私の気が収まらないの!ほら!!」
「わ、わかった!分かったから引っ張るなって!!」
強引に腕を引っ張っていくなのはとそれに仕方なく応じる全。
はた目から見て何か彼氏彼女に見えなくもない光景だった。
「はぁ、なのははこれと言ったらぜってぇ引かねぇもんなぁ……にしても、さっきの奴……一体誰だったんだ?何で橘になる必要が……?」
ヴィータの頭の中にはそんな疑問が渦巻いていた。
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