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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
真・四十二話 賽は投げられた
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削除は全の知っている存在の所為ではない?ならば、なぜそのような事が……それに今回は町全体に影響が出ている……』
全は知らないが、リインフォースは自身の記憶や人格、性格など全てを反映させたこの装置を使って町全体の事を把握している。
故に住人達の記憶もまた改変されている事に気づいていた。
『まさか…………何者かが全を陥れようとしている……?しかし、誰が……』
と、リインフォースは過去のこの町のログを辿る事にした。
もちろん目途がなくてやっているわけではない。目途は立っている。主達の期末テストが終わった日、つまり昨日である。
その日から何かが変わっている事をリインフォースは薄々感じていた。
『怪しげな人物は……………ん?』
やっている事は既に犯罪だが、しかしリインフォースは見つけた。
それは期末テストが始まる少し前。ある男の家のある一室。そこで行われている会話。
『こいつだ…………だが、なぜだ。なぜこいつが……くっ、せめてこの事が全に伝えれたら……そうだっ!!』
と、そこで何かを閃いたのかリインフォースは無言で自身の前に無数のキーボードらしきものを一心不乱に叩いていく。
『これが上手くいけば……主や全、それに主の友人も守れるっ!』
主はやてやその友人達、そして全を助けたい思いでリインフォースは休む間もなくその後現れたディスプレイ上に表示されていく文字列を正確に覚えながら何かの作業に没頭し続けた。
そして、なのは達が赴いた世界。第二十四管理世界「スノーヘッド」。名前の通り、一年中雪に覆われた世界で雪に映える美しい景色がいつでも見られる。
「さ、さむっ!!」
「さ、寒いね、ヴィータちゃん……」
が、やはり寒い物は寒い。二人とも魔力で体を覆って寒さを凌いでいるがそれでもそれでも寒い物は寒いのだろう。
「ちゃ、ちゃっちゃと帰ろうぜなのは。今日はこの遺跡探索が任務なんだろ?」
「うん、ここの遺跡は殆ど管理局が調べたんだけど、奥の方は行ってないんだって」
「つってもなぁ……もう遺跡の原型留めてないから調査する所ないと思うんだけどなぁ……」
「にゃはは、そうかもしれないけどそれでも任務なんだから……あっ!?」
なのはとヴィータが歩きながら話しているとなのはは何かに躓いたのか少しよろけてしまう。
「だ、大丈夫かよなのはっ?」
「にゃはは、ごめん足とられちゃった……」
「お前、本当に無理してないよな?」
「大丈夫だって、ヴィータちゃんもフェイトちゃん達も心配しすぎ」
「そうは言うけどよぉ……っ、なのは何かくるぜ」
「えっ?」
呑気に会話をしているとヴィータが何かを感じ
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