暁 〜小説投稿サイト〜
生徒会”執行部”と”捜査部”  ~舞い散る桜STKとの出会い~
4.それでもボクはヤッてない!
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
…」

一気にまくしたげて喋ったせいか、会長は虫の息だ。ただのおふざけ会長かと思ったけど、会長も会長なりに苦労しているようだ。

パチパチとひとつ拍手が鳴る。

音がした方をみると音のでどころは小林先輩だった。その拍手につられるように春と茨音さんも手を叩き拍手する。





【で】





一通り拍手してあげて、会長が満足したころ

「でも優秀な生徒会って去年までの話なんだけどね〜」

「「は?」」

「ちょっアンコ!?」

小林先輩からまさかの暴露発言。

「…どうゆうこと餡子姉?」

「今の生徒会は【新・生徒会執行部】なのよ〜」

「「新生徒会??」」

「アヤちゃんが抜けてから、ちょっと……大きな事件があったのね〜」

ようはその大きな事件のせいで旧生徒会は解散・壊滅状態まで追い込まれ、今の副会長が一年生を集めて【新・生徒会執行部】を作り上げたらしい…のだ。
会長は旧生徒会が解散する前に抜けたつもりだったのだけど、副会長の心遣いで席はまだ残っているらしい。

「会長…」

「違う!! ボクはヤッてないっ!」

「犯人はみんなそういうんですよ。もうそのネタ使い古されてます」

「それでもボクはヤッてないんだァァァ!!」

旧生徒会を解散・壊滅状態にまで追い込んだ犯人はどうでもいいとして…だ。

「なんでこの部活を…」

作ったんだろう? 生徒会が無くなったから? でも復活したのだったらもいいんじゃ…?

「それはにゃだ…打倒生徒会! 優秀すぎてつまらにゃい、生徒会をクシャクシャとしてポイッとするために…「助けたかったのよね〜」ふにゃ!?」

言い訳苦しい会長に代わり小林先輩が答えた。

「アヤちゃんは、自分が抜けたせいかもって責任を感じてね〜。

 副会長ちゃんを陰ながら少しでもお助けしたいって〜、この部活を作ったのよね〜」

「……バカ」

「ふふふ…照れ屋さんなんだから〜」

頬を赤く染めた会長は照れくさそうにそっぽを向きこっちを見ようとしない。

「へぇー。会長にも良心ってのがあったんですね〜」

「どうゆう意味だよっいばやん!」

「あははっ「このこのっ!」

ポカポカッ。

茨音さんと中原会長がじゃれ合う姿はなんだか微笑ましくてみているとほっこりとした気持ちになる。




【で】





「それにしてもあの堅物には困ったものにゃも」

「かたぶつ?」

「ふくかいちょー」

「…がなんです?」

「この捜査部を作りたいって言ったらさ、なんて言ってきたと思う?」

「…なんてです?」

「部員を作るには最低でも五人集めてから言ってくださいダトヨー
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ