少女編
「私(わたくし)は、愛されない。」
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「今回は、一体、何をやるつもりなんだ?あいつらは。」
何かを諦めたように呆れた声でレオンは、ため息を吐いた。
俺は、
「いつもの事だろう。」
と、
少しだけ微笑を浮かべ言う。
内心では、やな予感がしてならない。
クラウディアとティアナが、悪戯を仕掛けて掛からなかった試しは、無いぐらいに。
というか、クラウディアにやられたら何とか、怒ることは、理性を総動員すれば何とかなると思うかが、
ティアナは、無理だ。
理性が吹き飛ぶ自信がある。
ティアナには、ばれていないが他の奴らには、ばれている。
だから、堂々と言おう。
俺は……………ティアナの事が好きだ。
いつから、いつから好きだったかは、覚えていない。
だが、はっきり意識したのは、13歳の時だった。
幼年学校の休暇中、ティアナの領地に遊びに行った時。
何処かの貴族がティアナの事を奪おうとした時だった。
その時は、何故こんなにもティアナの事が、気になるのか分からなかったがな。
気付いたのは、オーディンに戻り、クラウディアに何故か、ティアナの事を考えると夜も眠れないと相談した。
クラウディアは、大きくため息を吐きこう言った。
「では、ラインハルト兄上。ティアナが、他の、ラインハルト兄上とキスをしているところを想像してください。」
想像した途端何故か、そいつの事を殺してやりたくなった。
クラウディアにその事を伝えると
「それが、恋ですよ。ラインハルト兄上は、ティアナに恋をしているのですよ。」
俺が、ティアナに恋をしている………。
何故か、すとん、と心に落ち着いた。
俺は、ティアナの事が好きなんだ。
気付いてもどうすればいいのか分からなかった。
なので、困った時だったのクラウディアだ。
クラウディアは、頭を痛そうに抑えながら
「ラインハルト兄上がされて嬉しい事や、ティアナが、好きなものを送ったら、どうですか?
ベタに花や、アクセサリーなどがありますね。
後、ティアナのパーティーのパートナーが決まってい無かったはずなので立候補してみたらいかがですか?
理由は、まぁ、心配だから。とか、ティアナが好きだから譲りたく無い。とか、いつも、私がお世話になっているから。とか。
まぁ、いろいろとありますし、ね。」
と最後の方は、ニヤニヤしながら言う。
俺は、最後以外、言ったら、気持ちが思いっきりバレると思い、一番最後にしようと心に決める。
クラウディアは、ふふっと笑い
「応援していますよ。ラインハルト兄上。
ティアナが、家族になるのは、大歓迎です。
頑張ってくださいね。」
と応援された。
まぁ、それから、桃の花を贈り、反応を見たが気づかれた様子は、無い。
どちらかと言うとティアナは鈍感だ。
でも、必ず、振り
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