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雲は遠くて
127章 All We Need Is Love (愛こそはすべて) 
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て、ほんと、ありがとう!
しんちゃんって、やっぱり、すごい才能があるよね。
わたし、しんちゃんのことが、好きになるばかりだわ!」

「あっははは。貴奈ちゃんの詩がいいんだよ。まさか、ビートルズの名曲の
≪All You Need Is Love≫(愛こそはすべて)と、思わず間違えるような、
≪All We Need Is Love≫ (愛こそはすべて)なんていうタイトルの歌を作るとはね!
驚いたよ。あっははは。 
おれもね、こんな世の中を、平和に良くしていくためには、≪愛≫が1番に大切なんだろうなって、
つくづく感じていたところなんだよ。
ビートルズのは、≪All You Need Is Love≫は、1967年のシングル曲で、
ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では、
362位にランクされているんだよね。
あの当時は、世界もまだのんきなムードだったのかな、
テロや格差とかの貧困や自然破壊とかの問題も、
世の中のシステムそのものが、どこか人間的じゃないとか、
疑問視されたりね、そんな現代的な問題の山積も、
あの当時は今ほどじゃなかったから、のんきだったんだよね、きっと」

「そうなのね。ビートルズのころは、いまよりも、平穏だったのかしらね。しんちゃん」

「貴奈ちゃんや今を生きる若い人たちって、問題が山積で、かわいそうだと思うよ、おれは。
ビートルズのあの≪All You Need Is Love≫(愛こそはすべて)の詞の内容は、
≪あなたたちには愛こそが必要≫だって、感じだと思うけど、
いまはそんなのんきな雰囲気じゃないよね。
今度の貴奈ちゃんのデヴューーシングルの、
≪All We Need Is Love≫ (愛こそはすべて)のように、
≪すべてのわたしたちには、愛こそが必要≫なんだよね。
まあ、むずかしいこと言ってごめん。
貴奈ちゃんは、すばらしい詞を作ったよ。センスがあるよ。
おれの曲作りは、なぜか、ビートルズの歌が、頭の中にあって、
ビートルズに似ないようにと、苦労したけどね。あっははは」

「しんちゃんの曲は、ほんと、イカしていて、最高よね。
歌っていても、すごく感情を入れやすかったの。ありがとう、しんちゃん!
あの歌詞は、しんちゃんのことを思いながら、作っただけなのよ。
わたし、しんちゃんのことが、いつまでも大好きなのよ。あっははは」

 貴奈は、そう言って頬を(あか)くする。

「ありがとう。おれだって、貴奈ちゃんのことは、大々、大好きだよ。
まあ、この歌で、貴奈ちゃん、歌手デヴューするんだけど、
デビューシングルとして、オリコンチャートでも、かなりいいとこまで、
ランキングでいけると思うよ」

「しんちゃんの作って
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