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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第626話】
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難の際転んだとかでは四〇〇〇人ぐらい、後はその他に分類されていた。
「此方からうって出たのが裏目に出ちゃったわね……。 ごめんなさい、完全に私の責任です……」
楯無が頭を下げる――ヒルト自身、誰かのせいだとか責任を追求しても仕方ないと思っている。
それを言い出せば全員責任があるのだから――被害を出さずに作戦の実行の難しさを身に染みて感じたことが一番の経験だろう。
だが――だからといって死んだ人間は帰ってこない、出来ることは皆が死者に対して黙祷する事だけだった。
夕方六時、一旦解散した専用機持ちは各々疲れをとるために部屋で寛いでいた。
一方でヒルト、旅館の外で原田晶一尉と会っていた。
「この様な姿で申し訳ない、有坂くん」
「いえ……他の隊員さんの怪我はどうですか?」
「私を含め、IS隊員は肩の脱臼以外は擦り傷程度ですがEOS部隊の隊員は複雑骨折等の重傷です。 暫く安静後に復隊となります」
「そうですか……」
それだけしか言えなかった、良かったですねとも言えないヒルト――自衛隊員は怪我を負い、俺達は一夏を除いて無傷なのだ――その一夏の怪我ももう癒えてるのだが。
「君は気にしなくてもいい。 本来であれば学生の君達が戦う必要はないのだ。 我々大人が亡国機業、そして現れた白騎士と戦わなければいけなかったのだ。 すまないな、有坂くん」
「……いえ」
例えそう言われても、代表候補生になった以上責任を感じずにはいられなかったヒルト。
不意に原田晶の手が伸び、ヒルトの頭を優しく撫でる。
驚いて原田晶を見たヒルト。
「フフッ、君は何処か私の弟に似ている。 すまないな、子供扱いして」
「あ、いえ……驚いただけですから」
「フフッ」
柔らかな笑みを浮かべた彼女、撫でる手を引っ込めると――。
「そろそろ私も基地に戻るとしよう。 破壊されたEOSの回収もそうだが、自衛隊として今回の騒動で忙しくてね」
「あっ、それなら俺なんか気にせずに行ってください」
「すまないね。 また君達に会う機会もあるやもしれないな。 また会いましょう、有坂くん」
敬礼をしてからジープに乗り込み、そのまま走り去る彼女を見送ったヒルト――そのまま旅館へと戻ろうとした時だった。
「にゃっ」
「ん? ……おぉ、にゃん次郎か、どうした?」
「にゃうにゃうっ。 にゃっ」
「ふむ……なら取り敢えず肩に乗りな」
「ニャッ」
差し出した手から軽やかに肩まで伝って乗っかるにゃん次郎。
「てかお前、一夏が預かることになってるんだろ? あのバカはどうしたんだ?」
「ニャッ
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