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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第625話】
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水タンクが吹き飛び、散水が辺り一帯撒き散らした。
ビルの屋上もその衝撃波によってヒビが入る。
桁違いの威力、長引けば長引くだけ京都は崩壊する――。
そして、街を守るなら今の衝撃波も自ら食らわなければいけなかった。
「私の力、思いしれ」
「チィッ!」
「零落白夜」
無機質なその言葉でホワイト・グリッターの刃が白亜の輝きを放つ――刹那、振るわれた白亜の斬撃が飛んだ。
光波となって襲う斬撃を避けたヒルト、街ではなく夜空を白亜の刃が昇っていく――。
下にいかなければ避けることも可能、だが逆にあの光波が街を襲えば被害は甚大。
大神之神霧露を構えたヒルトは上を取り、上空から袈裟斬りで仕掛けた――だが白騎士の武装腕《グロウ・ホワイト》が可変――零落白夜の盾《ドレッシィ・ホワイト・グロウ》となって阻む。
四散するエネルギー刃、無効化するその盾に阻まれ届かなかった一撃――だがヒルトは直ぐに格闘戦に切り替え、胸部、腹部、頭部へと三連打を浴びせた。
「所詮、この程度。 力の資格無き者。 お前では、相手に、ならない」
「何が相手にならないだ! 結局お前はそうやって、相手を見下し、守ってやる守ってやるって言っておきながら人を傷付けるんだ!!」
「何を、言って――」
「自分の姉の力を借りなきゃダメな奴が、人を守ってやる何て上から目線がウザイんだよ!! 本当に守りたいなら――姉の力なんか借りるなよ!! 姉の名前なんか出すなよ!!」
「所詮、力持たぬ者の、戯れ言」
白騎士の武装腕が再度可変――《ホワイト・グロウ・シューター》となり荷電粒子を放つ――その一撃はヒルトに当たらなかったものの突き進んだその先は京都駅だった。
「ッ!! 彼処には避難している人が居るんだァァァッ!!!!」
ヒルトの悲痛な叫びが木霊した時だった、その射線に割って入った五機。
「やらせないからッ!! これ以上、犠牲なんか出させないんだからッ!!」
「そうだ! 民間人が犠牲になる理由なんかはない!!」
「ヒルト! 僕達が守るから!!」
「だから――討て、白騎士を!!」
「ヒルト、くん! ヒーローに!!」
貨物倉庫組であった皆が荷電粒子の一撃を身体を張って防いだ――先の篠ノ之束、そして無人機の自爆を受けた五機は満足に戦線に加わることが出来ない、ならば出来る事をしようとした結果が身を張って街を守ることだった。
街では成樹が、美冬が、箒が、セシリアが、鈴音が――そして未来が住人や観光客の救助支援を行っている。
負けられない――ヒルトが背負う想いはまた新たな力となり、内から込み上げてくる皆の想いが――ヒルトを新たな
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