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最低で最高なクズ
ウィザード・トーナメント編 前編
君に決めた! その壱
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にも何人か連絡取ってみる?最終的には決めるのは誠兄だけど、ちょっとでも力になってあげたいな。」


ここで真希乃から思いもよらない助け舟が来る。真希乃の友達はこの学園でもかなり顔面偏差値が高い子が集まっているのを俺は奇跡的に覚えていた。


「是非ッ!!」


俺は真希乃の手を両手で強く握りしめてそう叫んだ。真希乃のお陰でどうなるか危うかったパートナー探しに一筋の希望が見えて来た気がした。


それから真希乃は3人くらいに声を掛け、会う時間も設定してくれた。あとついでに俺の説明も少々。


「時間帯を考えて全員放課後にしておいたからまた会いに行ってあげてね。私にできることはこれくらいだけど、頑張ってね!」

「あぁ、助かるよ。ありがとうな。」


俺はその場を後にした。シャルロットにした質問を真希乃にしなかったのは敢えてだ。真希乃ほどの人格者が私利私欲のために生徒会長を狙う訳がない。あともう一つはもし私利私欲だった時の内容を俺が個人的に想像したくなかったためである。


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