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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第624話】
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葉が頭を駆け巡り、マドカは叫んだ。
「煩い……煩い……うるさいうるさいうるさいッ!! 私が、私が織斑なのだ! 私こそが、完成された織斑マドカだ!」
白騎士に飛び掛かると同時に白騎士の首を絞めあげるマドカだが、白騎士――否、一夏の唇の端が僅かにつり上がり、逆にマドカの首を絞め上げた。
「ぐ、うっ!?」
「……チィッ! テロリストでも命は命だ! 止めろォォォッ!!」
どんなに街を破壊しようとも、ヒルトは見捨てることが出来なかった――絞め上げた腕に狙いを定めて振るわれた神之神霧露、だが白騎士はそれを避けたと同時に京都の街へと瞬時加速で降下していく。
「なっ!? また街に……クソがァァァッ!!!!」
全可変展開装甲が開き、機動モードに可変展開される――各部イザナミのパーツが媒体となり、ヒルトは加速した。
だが白騎士の方が速く京都の街へと降下――マドカをアスファルトに押し付け、激しい火花と共にアスファルトが破片を散らせた。
「止めろォォォッ! これ以上、これ以上はァァァッ!!」
ヒルトの慟哭が街中に反響する、血ヘドを吐くマドカ、道路の一部に残る鮮血の後、止まらない白騎士の加速。
「資格のない、者に、力は、不要」
無機質な一夏の言葉は再度マドカの脳裏の奥底にあった記憶を蘇らせた。
『またD判定だ。 千冬が同じ年の頃には、A判定だったというのに』
『IS適性を強制的にあげる処置も失敗した。 《ロストチルドレン計画》二人目の失敗か、どうなってるんだ』
『きっと……《あの子》と同様に愛されていないのよ、世界に愛されていないのよ、誰にも愛されていないのよ』
『終わりのない憎しみしかないのよ、約束された未来などないのよ、希望などないのよ、絶望しかないのよ。 だから――』
リフレインするその言葉に目を見開き、マドカは叫ぶ。
「強く、あるのだ、私はッ!!」
破砕するアスファルト、白騎士の手を振りほどいたマドカは膝蹴りで何度も腹部装甲に一撃を加え続けた。
それでもなお加速する白騎士――そして、コンクリート壁に叩きつけるのだがマドカは無我夢中で膝蹴りを繰り出す。
「……!!」
白騎士は拘束を解いたその時だった、マドカはランサー・ビットをまた片手近接武装に切り替え、矛先を白騎士の額に向けて突き出す。
「死ねええぇぇぇぇえええッ!!」
呪詛の言葉を吐いたマドカは、だがその矛先は無情にも切り上げられた。
「…………」
そして――そのままランサー・ビットを掴み、黒騎士の装甲を縦に切り裂いた。
「あっ……!」
避けた装甲
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