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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
76魔法システム停止中
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落ちた。
 そいつらは「つい出来心」でも「魔が差しただけ」でも、不可触民に石を投げた奴らと同じく、腕がないのを見付かったら問答無用で石鹸加工工場に放り込まれて並ばされる。
 現在カズマを守れる人物がおらず、王子とか大公の娘とか賞金首のアイリスちゃん危機一髪。
 鍛冶屋の親父さんは生き返った娘に抱きついて号泣したまま、娘は貴族に差し出される前までの記憶しかないのでイミワカンナイ状態で親父にグーパン。
 ナメクジみたいな顔で気絶していた女王様は、触られたりズボン脱がされそうになって流石に復活して、市民をカズマから排除した。
「触るなっ、つってんだろうがっ、このクソッタレどもがあっ!」
 個人が出す拳圧とか、親父から取り返したカッターの背で叩きのめすことは出来たが、先程のようにファイヤウォールもマジックミサイルも自然発生しなかった。
 どこかでジャイアントトードに食われかけてる冒険者も、魔法が発動せずに食われたりした。
「魔法が発動しない?」
 魔法禁止の城内でも王宮でも、無関係でぶっ放せる天使の使用人。奇跡の代行者の魔法まで停止していた。
「あれ、あたし止まってた? 治療魔法とか電撃魔法使えなくなってるんですけど?」
「私もだ、治療魔法と風の精霊が応答しない、メガミシステムも魔法システムも全て停止している?」
 金と銀のアクアも驚いたが、管理者では無いので、せいぜい問い合わせても「サーバー停止中、メンテナンス中」としか回答が無く、上司に繋がるような携帯も持っていなかった。
「もしもし? 革命軍指揮官ですが、天使様ですか? どうも魔法システムが止まってるみたいなんですが?」
 女王様は携帯渡されてた。それも天使直通らしい。

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