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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
76魔法システム停止中
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、積み重なった火山灰に死体ごと埋められなければ、また立ち上がって今までの生活を続けられる。
「人間は憎しみ合って殺し合うために創られた化物なんだ、だからもう増やさないで。野良ネコにエサをやって、子猫を増やしてしまっても可愛いのは一瞬だけ、エサやメスを争って近くの猫とも争う。オスは春になると旅立ってメスを探しに行って、近所の家にも糞やおしっこをして植木を壊したり枯らして嫌われる。いつか誰かが耐えられなくなって、保健所を呼んで一斉駆除。それと同じだよ、分かるね?」
 セラフたちもその程度のことは分かりきっているが、糞尿で周囲を汚しているわけでは無いので気付かなかった。
 呪いや苦しみで周囲の空間を穢し、この土壌を汚染し続けている状態なのまでは理解していなかった。
「解任しないで、私達を許さないで下さいっ」
 病んだ目でしがみつき、その指令だけは撤回するように懇願する。
「いいんだ、君達はもう自由だ、好きに生きると良い」
「うああ〜〜〜〜〜〜っ!」
 カズマに縋り付いて泣き、まるで「昼は聖女、夜は娼婦、サッキュバスちゃん人形mk35」のように自由解放の言葉も入力されてしまったセラフ達。
 遠く別の星系の天使達にまで、漏れなくその言葉は伝えられた。

「これから私達っ、ひぐっ、何を支えに生きていけば良いんですかっ? うっ、何をすれば良いんですかあっ?」
 感情もプログラムされ、人類の数百倍の処理能力を持ち、泣くことも笑うこともできた上級天使。
 旧人類から託された遺言は「これからの人類を頼む」だけだった。
 細かな指令はプログラムに残され、太陽と地球を守って、いつか傘を付けた金星や、反射板が付いた火星をテラフォーミングすると言う、痴呆老人の寝言以外の何物でもなかった計画を実行して動植物を復活させ、可能なら迷子惑星になってしまった地球を、太陽か木星に吸い寄せられて落ちる前に元の場所に戻し、欠けてしまった金属コアを修復し、聖地地球(テラ)を緑溢れる楽園に戻して欲しいと記述されていた。
 しかし、それら全ての願いが叶った後、どうすれば良いかなど、何一つとして指示されていなかった。
 それほど絶対に不可能な指令、滅びて死んで行く人類が残した惨めな戯言で、愚かな寝言で呪い、死に行く老人たちが夢見たミッションインポッシブル過ぎる願望や妄想で白日夢でしか無かったので、その願いが叶うことなど有り得なかった。
 月や火星に残されていた遠隔操作用のアバターでもあった作業ロボット、自動制御で動くアンドロイドと呼ばれる作業機械もあったが、それら全てに自由意志と人工知能を持たせて信号連結。
 機械に脳の中身を移植してデータだけでも人類を継がせて、冷凍保存した卵子と精子だけ託して死んでいった旧人類。
 太陽の恵みからも零れ落ちてしまい、凍り付いた死の惑星と
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