第十五話「トンネルを抜けた先にはパーフェクトガンダム」
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は何故『IS』を選んだのかと……」
「織斑一夏!」
「ああ?」
何やら、ラウラが黒ビキニを着て叫んでいるため、一夏は面倒な顔をして振り向いた。
「いーちかっ!」
と、突然彼の背に強烈な飛び蹴りが襲った。犯人は凰だ。
「い、いてて……何すんだよ鈴!?」
「私のもみなさいよ! なにボーっとしてんのよ!?」
「いいだろ? 俺は海水浴なんて大嫌いなんだ」
「一夏さ〜ん!」
次はセシリアが駆け寄ってくる。そんな彼のハーレムぶりをみて、ジュドーは嫉妬の目を向けてこうつぶやく。
「リア充爆死しろ……」
ちなみに、学園一のガキ大将の自分は当然モテたためしなんてない……と、思っているだけで本当はエルやルーから思いを寄せられていたりする。
「ジュドー!」
「こんなところにいたの?」
黄色いハイレグを着たエルと、青色のビキニを着たルーが駆け寄ってきた。あとスク水を着てくるリィナもいた。
「お兄ちゃん? さっきフォルド先生がいやらしい顔して呼んでたよ?」
「あんまし行きたくねぇな……って、リィナ!!」
「な、なに?」
「何じゃない! なんだ、その如何わしい水着はぁー!!」
「えっ? 別に学校のだよ?」
「なおさらダメだ! ロリ体系でスク水は反則なんだ!! お兄ちゃんには耐えられない!! リィナの身体が、『地球の重力に魂を引かれた』人間たちにいやらしい目でなぶる様に見られるなんて〜!!」
「お兄ちゃんもそのうちの一人なんだけどね?」
「ところで、何してんのよ? ジュドー」
と、エル。何やらジュドーは一眼レフで何かを撮影しているように見えた。
「ああ、これ? ビーチの天使たちを撮りまくってるのさ♪」
「あーそゆこと? 呆れた!」
どうせそんなことだとエルとルーは呆れた。だから、それを知っていてさっきフォルド先生があんな顔をして「ジュドーを呼んで来い!」なんて言ったことも理解できた。
「とにかく、フォルド先生がいやらしい顔してお兄ちゃんが来るのを待ってるんだからね?」
「そういう風に言うのやめてくれないリィナ!? まるで今から禁断の地に足を踏み入れたフォルド先生に襲われるふうに聞こえるじゃん!?」
「とにかく行ってきなさいよ? このまま放っておいたら、フォルド先生が不審者にされて通報されるんだし?」
とルーが、呆れて言い続ける。
「わぁーったよ! 行くって? もう……フォルド先生、本気じゃないよな?」
トボトボと歩くジュドーの後ろを見てさらにため息をつく三人。
「全く、あのエロ生徒とエロ教師が……!」
エルが頭を抱えた。
*
「ふぅ……」
一方のアムロは、ひとまず一夏達に別れを告げてパーフェクトガンダムの再試験を行っていた。次は航続距離だ。自由に近くの空域を飛行して、どれほどの飛行距離が可能かを試す試験である
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