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生徒会”執行部”と”捜査部”  ~舞い散る桜STKとの出会い~
3、これが生徒会捜査部の変人たち
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んぅ〜でももう一度言いましょうかしら〜、私ぃは小林(こばやし)餡子(あこ)ここじゃ最年長の三年生よ〜。
 家は和菓子屋なの、好きな物はもちろん和菓子、特につぶあんよ〜」

「アンコって名前だけにねっ」

「そうね、せっかく餡子って名前を付けてもらったのだからあんこが好きじゃなかったらキャラが経たないわぁ〜」

「いやっキャラって…。大和撫子の餡子姉が老舗和菓子店の娘さんで和菓子好きってのはキャラ立ってると思いますけど…」

「でしょ〜?」

「あの…」

「なにかしら〜?」

「受験勉強とか大丈夫なんれすか? 受験戦争が今大変だってニュースでやってまちたが…」

「「「………」」」

ず〜〜〜〜ん〜〜〜〜。
あれ?空気がなんか一気に重たくなったような…春以外全員何故か下を向き、ブツブツと何かを呟きナニを恐れ小刻みに震えている。
もしかして【受験勉強(これ)】はNGワードだった…??

「じゃ、じゃあ……次は私ですね!」

「イケイケーいばやん!」

「がんばれ〜トモちゃん」

「もうっ自己紹介でなにを頑張るんっていうんですかっ!
 といっても、私も春とは同じクラスだからオリエンテーションのときにもうやったんだけどね」

え…いつの間にか茨音さんの中で春になっている…? いつの間にそんなに仲良くなったの? 私達…。

「でもまっ[郷に入っては郷に従え]という事で、一年茨木(いばらね)智子(ともこ)趣味は友達とおしゃべりとウィンドーショッピング」

「ウィンドーショッピングっつっても、ここド田舎だから畑と田んぼとおじぃとおばぁしかいないのに?」

「うぅ。実家に帰った時にするんです!」

「ここ…そんなにつまらないかしら……」

「ああっいやっそんなことは……ないことも……ないですかもです?」

茨音さんっ歯切れ悪すぎっ……。話の内容からして、中原会長と茨音さんは私と同じ地方出身者なのかな? 小林先輩は地元民? 地元愛強そう…。

「サイゴー、新入部員ちゃんどぞー!」

「あっ…はいれす…」

会長に言われたので春はとりあえず椅子から立ち上がって三人を見た…

希望の眼差しで見つめてくる中原会長、頬に片手を添えてニコニコと優しい笑顔で見守る小林先輩、小さくガッツポーズをして「頑張れ〜」とエールを送ってくれる茨音さん
多分ここで気楽にならなきゃいけないと思って短く息を吸ってから私は言った。


「私は……風月(ふうげつ)です、よろしく…「えー! 待ってよー、自己紹介が主人公よりみんなのほうが長いの変じゃない? 変じゃなーい?」

「完全に会長が一番長いですよ」

ジロッと横目で会長を睨みつけながらツッコミをする茨音さんに少々ドキッしつつ、とりあえ
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