暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生と悩める画家
第十一幕その六

[8]前話 [2]次話
「またいいんだよね」
「そうそう、そっちも楽しみだね」
「じゃあそちらをメインに楽しみましょう」
「日本酒もあるでしょうし」
「先生んにはそちらも楽しみよね」
「うん、とてもね」
 実際にというのです。
「心からだよ」
「やっぱりそうね」
「先生日本に来てそっちも変わったわ」
「食べることが大好きになって」
「イギリスにいた時とは別人よ」
「うん、例えば紅茶にしてもね」
 先生が何よりも好きなこちらもです。
「全然違うんだよね」
「そうそう、葉が違うわ」
「もうお水は言うまでもないし」
「そう考えたらね」
「そちらも最高」
「紅茶にしても」
 皆も言います、それも口々に。
「それで変わったのね」
「先生も美味しいことに目覚めた」
「そちらにも」
「そうなったね、じゃあね」
 それならというのでした。
「是非戎祭りに」
「二月十日の」
「そちらに行きましょう」
「お参りして食べて雰囲気も楽しんで」
 お祭りのそれもです。
「色々あるね」
「寒いけれど冬のお祭りも素敵だから」
「皆で楽しみましょう」
「是非共」
「厚着は忘れないで」 
 やっぱり寒いからです、先生はこのことは忘れていません。
「行こうね」
「人の熱気が凄いだろうけれど」
「やっぱり冬だし」
「暖かくしてね」
「そうしてやっていきましょう」
「そうそう、さもないと風邪をひくからね」
 だからです、何といっても。
「皆の毛も冬のものになっているしね」
「それであっかいんだよね」
「冬でもね」
「それに僕達は元々体温も高いし」
「先生よりも寒さに強いんだよね」
「鳥類や哺乳類は変温動物だしね」
 先生はこのことからもお話しました。
「寒さにも強いんだよ」
「それもあるんだね」
「私達は変温動物でもある」
「このことも大きい」
「そうなんだね」
「そうだよ、まあとにかく僕は厚着をしていくよ」
 先生がそうすることは変わりませんでした。
「そうして行こうね」
「うん、是非ね」
「お参りして」
「そして出店で色々食べて」
「そうして楽しもうね」
 皆も笑顔で言ってでした、そのうえで。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ