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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
75赦された天使達
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は撤回してもらうように願うセラフ1。
もし全ての天使が解任されてしまえば、星の管理すら許されなくなり、動植物の育成や維持管理すらできなくなる。
もしセレスで本当の人類が生息し続け、楽園を続けようとしても、火山の爆発や地震、津波、台風、竜巻、河川の増水、豪雨、氷河期、それらの防止まで出来なくなる。
ようやく「本当の人類」を再生する機会に恵まれ、今までの実験体である亜人を処分してしまい、カズマと言う新たな種から全ての星で本当の人類を育む作業を始めようと思った矢先、その本人に解任されてしまった。
「だめですっ! 私達がいないとっ、また地球と同じでコアが欠けて磁場が弱くなって太陽からもはぐれて、遠い世界まで放り出されてしまうんですっ! そんな事になったらまた大地の全てが凍り付いて、植物も動物も死に絶えるのを見守るしかなくなるんですっ! あの時、みんなどんな顔して見守ったか覚えてますか? こんな、こんな顔して全ての生命体が死滅するのを見守ったじゃ無いですかっ? うわあああああああああ〜〜〜〜〜〜〜っ!」
記憶が混濁しているのか、子供の繰り言を並べて縋り付き、力なく堕ちていくセラフ1。
その間にも呪われた頭上の光輪は光を失い、謎技術で浮遊していた物体はただの石のようになって地面に落ちて砕け散った。
背中の12枚の翼も、まるで移植されていた羽が適合せず、腐って落ちるかのように崩れ去って、地面に落ちる前に消滅した。
本物のカズマを追って近くに転移して来た、セラフ1本体の巨大な天使像も外装が砕け散り、コアと思われる金色の金属球のような物だけが浮遊していた。
ウィズや魔王は、ついに「天使を殺す方法」を見せられた。
「酷い、酷いです。私達の生き甲斐は、亜人でも狂ってしまった動物でも育てて、いつか実験が全て成功したら、本当の人類を異世界からも沢山呼び寄せて、あの頃みたいに動物も、植物も、何一つ欠けていない世界を再生するのが夢だったのに…」
ベランダの床に座り込み、普通の女の子になったセラフ1。 ついでに股間のゴッツイ品物も取れて、セラフたちは女の子になった。
赦された魔獣や妖魔達のように塩化して崩れ去りはしなかったが、それはセラフ達が母親だったからでもあった。
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