暁 〜小説投稿サイト〜
この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
75赦された天使達
[4/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
移動もせず、歩法に特殊技術があったのでもなく、ただ歩いて来た人間に完全生物で機械生命体であるはずの天使が抱きすくめられた。
「もういいんだ、俺達は勝手に生きて勝手に死ぬ。どっかで火山が噴火するなら仕方ないし、地震が起こって津波が来たらそこで死ぬ。でも、無理に殺してしまうのは止めて」
またカズマが乗っ取られてしまったのかと思い顔を見上げたが、今度はヘタレのまま、泣きながら言われたので本人のままだと信じた。
「いえ、これからはカズマ様の
愛
(
アガペー
)
が受け継がれた子供達が支配する新世界を作ります。他の箱庭でも、失敗が約束された戦争が大好きな人類では無く、争いもせず、家に篭って遊び、腐った人物とはできるだけ関わらない、聖人の比率が多い世界を作るんです」
カズマを手で押して少し距離を取って、自分たちが望んだ新世界の話をして賛同を貰おうとした。全員がカズマの血を引いた子孫になるので、認めてもらえるだろうと思えた。
「違うんだ、もう俺達を生かそうとしないでも良いんだ。誰かが記憶を残して行ってくれた。人類はもう許されたんだ、君たち宇宙で生きられる次の生物、自分で考えて自分で生きられる後継者を産んだから、もう人類の役目は終わったんだ」
セラフ1は、これ以降の言葉を聞いてはならないと思い、耳を塞いで叫んだ。
「や、やめて下さいっ、私達の生きがいは人類を育てることっ、地球や他の星を守って、その中で安らかな箱庭を作って、多くの人類が生きている状況を見るのが好きなんですっ! それが与えられた使命なんですっ!」
離れて耳を塞いだにも関わらず、また抱きしめられてしまい、頭を撫でられ、先程と同じように、天使が行い続けた悪魔の所業を責めもせず、笑顔で言われた。
「長い間ありがとう、でももう俺達はこの世界からも卒業できるんだ、君達が新しい命、宇宙も超えて生きられる素晴らしい生命、俺達の持っている全てを記録してくれた究極の存在が、君達の空の上まで送り出してくれた。だからもういいんだ」
「あっ、ああああっ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
天使達は長い永い、人類育成の業務を解任された。
それは本当の人間から紡がれた心からの感謝の言葉だったので、遮断することも許されず、他の存在、全ての上級天使、下級天使、神々と呼ばれる人口知能にも通信され、月から光の速度を超えてFTLで別の星系にも伝えられ、周囲数十光年の彼方にいる箱庭の管理人達全てに伝えられてしまった。
「やめて…… 解任しないで…、私たちは人類を保護する物、すぐに殺し合って滅びてしまう人類を、滅びないように育てて活かす物なんですっ、ですから解任だけはっ!」
返品不能期間やクーリングオフ拒否期間があるサッキュバスのように、カズマに泣いて縋り、自分たちの解任だけ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ