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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
75赦された天使達
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ないし「虫の知らせ」では説明できない。
 頑丈にした亜人になら能力付加もできたが、通常の生身の人類にそんな機能をもたせれば脳髄が焼き切れてしまう。
 どうしてもこの場に侵入したければ、転移可能な場所。既に天使の制圧地域で周囲すべて敵の場所に出現し、ドラゴンの少女のように「母体殺害不可」「胎内の子供は自分たちの命に替えてでも救うこと」と記述されているのを利用して、下級天使に保護されながら入るしか無い。
 騎乗していた弟のピーちゃんですら穴だらけにされて大怪我、すでに天使の軍勢は退いていたが、そんな場所に立ち入れるとすれば「本物の神」しか存在しない。
 セラフ1はとても悪い予感がした。

「俺の知らない間に色々やってくれたんだね? 女王様たちには知識も魔力も与えて革命起こさせて王様とか貴族制も廃止。戦争してた最前線では、遺跡の兵器を使った人類側を全部石に変えて魔族を通した」
 カズマが知り得るはずがない情報まで知っている人物。背後から自分の両肩に手を置いて、次第に後ろから抱きしめ、それらの出来事を責めるでも無く、褒めるようにして頭も撫でられる。
 遺伝データからも、位置情報、個体識別信号、血液型、埋め込んだセンサー類、腰の単分子カッターの製造ロットナンバー、傷跡や魔法円、髪の毛一本に至るまで、あらゆる情報が自分の背後にいる人物がオリジナルのカズマだと物語っていたが、本物のカズマにはできないことばかりで、そこまで偽装できる人物が存在するとすれば「本物の神」以外には存在せず、その手に抱かれている状況を恐れた。
「離れろっ! 貴方はカズマ様じゃないっ!」
 椅子を蹴って立ち上がり、製造後初めて恐慌状態になりカズマの腕を振り切って離れた。
 天使もただの機械であって、すべての感情をプログラムされている生物機械でしか無いので、データに誤りが無ければ、目の前の人物をカズマと断定せざるを得ないのだが、長年の経験や感情がそれらをすべて拒否した。
「どうしたんだい子猫ちゃん? 俺はカズマだよ、そんなに怯えないで?」
 その余裕の表情、態度、物腰、全てがカズマの偽物だと判定を下して警戒階級を最大級にして、飛んで逃げるか、この小型天使型ボディーを廃棄してでも本体側を守るプロテクションを展開して、外部接続をすべて遮断した。
「違うっ、カズマ様はそんな余裕がある話し方などしないっ、いつも私達天使に怯えて、ドラゴンの娘にも、無力なサッキュバスの娘にすら怯えて敬語で話してしまうヘタレ中のヘタレだっ! もっとマヌケで低能で、救いようがないヒキコモリニートでロリコン変態ゴミクズでコミュ障で自閉症スペクトラムなのがカズマ様だっ!」
 セラフ1にまで物凄い低評価を受けていたカズマだが、今後の太陽系全体のY染色体アダムとして選ばれてしまっていた。
 大天才でも無くプライ
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