第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change11:羅刹機人〜Peace and doubt〜
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『RASETU FORM』
《貴様ハ殺シテヤル…カテレア・レヴィアタン…。ウヴォォァァァァァァァアッ!!!》
駒王学園に今、現れた悪魔のような咆哮をあげる化け物に変わり果てた『緋晶機人』が現れた。
人型から、変化し脚部はまるで狼の脚のようになり、腰には緋色と蒼色のような剣のような尻尾のようなものは現れ腕部はまるで獲物を借るかのような巨大な腕へと変化し手の部分には刺々しい凶器のような爪が生えていた。
そして頭部はまるで歌舞伎の緋色と蒼が混じった鬣が生え、角の変化はまるで鬼のような角が三本生えている。
さらに頭部に当たる口の装甲部分に亀裂が入りそこから獣ような牙が生えていた。そして四本のラインカメラは黒みを帯びた緋色になっている。
『クッ…その見た目まるで汚らしい獣よう…いくら姿を変え様が『裁きの鉄杭』を持った私に勝てるはずないのよ!!』
再び裁きの鉄杭をシンに打つカテレア。
しかし―――。
《『裁きの鉄杭』ヲ持ッタ私ガナンダッテ?》
裁きの鉄杭を右手でつかんでいた。
そしてテック委を握りしめまるでガラスのように儚く粉々になる。
『そ、そんな…これは髪だろうとすべてを射抜く武具のはずッ!?』
《少シダマレ…悪魔…》
―――ヒュンッ!!!
風を切る音が一瞬、鳴った。
『キャァァァァァッァッ!!!う、腕が、私の腕がぁぁぁぁ!!』
「一体何が…カテレアの左腕が尻尾に貫かれている?一体…しかも予備動作が見えなかったぞ!?」
サーゼクスが疑問を浮かべる。
しかし今のシンは誰にも見えない速度で剣のような尻尾を射出し一瞬でカテレアの左腕を貫いた。
そしてシンはまるで獲物を追いかかる獣の前屈乃用あ構えをとる。
《サアァ…始メヨウ。破壊ト革命ヲ》
―――ガアァンッ!!
地面を抉る様に蹴り上げカテレアに向かい疾走していくシン。
『クッ…下級種族風情がぁぁぁぁ!!』
向かってくるシンに魔法陣を展開しようとするカテレア。
しかし――――。
『ゴハァァァ……ッ!?いつ…の…間に』
シンはすでにカテレアの背後に回り、凶器にような腕で上空に殴り飛ばしていた。
《ウヴォォァァァァァァァアッ!!!》
さらにシンは上空に飛ばされたカテレアに次々と攻撃を加えていく。
『グッ…グァッ!!…』
カテレアは何もできないまま攻撃されなすすべもない。
今、シンの姿を見ているほとんどの者たちが共通して思っていることがあった。
―――強い…けど、あの者の背中はどこか悲しく見える。
シンはアザゼルを圧倒したカテレア相手に善戦…否、勝ちがきまって
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