第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change11:羅刹機人〜Peace and doubt〜
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いた片腕が生えていることに気づく。
「これか? これは神器研究のついでに作った万能アームさ」
アザゼルが袖を捲ると左腕が機械的な音を出しながらドリルやらドライバーみたいな形に変えていった。
この世界ではそこまで義手の開発が進んでいるとはな。
「まぁ、そう言うことだ。こいつ共々よろしく頼むわ。リアス・グレモリー」
「ガブリエル様はともかく…はぁ……」
リアス部長がため息をついている。
しかもどさくさに紛れてソーナ会長ガ逃げた。
「そう嫌そうにするなよ、リアス・グレモリー。この俺がおまえらを鍛えてる条件でここに来たってこともあるんだからよ」
「…その件に関してはシンに頼もうと思ったのだけれど……」
「だが、神無月シンはあまり神器については詳しく知らないだろう? 俺の研究成果を叩き込んでやるよ。そうしたら、おまえ達はもっと強くなれるぜ?」
するとオカ研のみんなの表情が険しくなった。
どうやらみんな強さに関して思うところがあるようだな。
まあ、神器についての博識以上の知識があるアザゼルが指導してくれるのはありがたい。
「神器に関してはアザゼルに任せるが戦闘面では俺が指導しますから安心を」
「まあ、話しがまとまったところでいいか、今後俺のことは『アザゼル先生』と呼べよ」
アザゼル先生か…。
なんか微妙だな
『それならいい案があるわよ』
いい案?
『アザゼル先生(笑)って呼べばいいじゃない?』
そうだな今度言いてみるか。
「あー、そうだった。言い忘れるところだったぜ。サーゼクスから伝言があるんだった」
「お兄様から?」
アザゼル先生(笑)…アザゼル先生が頷く。
「以前、赤龍帝の家に泊まった時に眷属のスキンシップの重要性を感じたんだと。『魔王サーゼクス・ルシファーの名において命ず。リアスグレモリーの眷属女子は兵藤一誠と生活を共にすること』、だとさ」
「えええええ!?」
イッセーが盛大に驚いていた。
まあ、大体わかっていたが…気張れよイッセー。
「すみません、少しよろしいでしょうか?」
「ん?どうしましたガブリエル先生」
「実はここのスタッフになったのはいいのですけれど家がきまっていないんですよ…」
「は、はあ…」
「で、差し支えなければあなたの家に住まわせてもらってもいいでしょうか?」
お、俺の家か……。
まあ。まだ部屋の空きは十分あるが…。
「お、神無月シンはガブリエルと同居か…うらやましねぇ」
「あのガブリエル様と同居…すごいですよシンさん!!」
なんか決まった雰囲気になっているが…。
まあ、いいか。
家がにぎやかになるのはいいこと
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