第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change11:羅刹機人〜Peace and doubt〜
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かめるはずだ。
本来なら情報だけではなく所在も欲しいことだが、『禍の団』ガ俺の情報を知っていた以上おそらく存在たちは俺ガこの世界にいることを知っているだろう。
まあ、情報だけでもありがたいんだがな。
「さて、私は一度天界に戻り、和平の件を伝えてきます。『禍の団』についての対策も講じなければなりませんしね」
「ミカエル殿。今回このようなことになってしまい、申し訳ない」
「サーゼクス、気になさらないで下さい。私としては三大勢力の和平が結ばれることに満足しているのですよ」
「ま、納得出来ないやつも出てくるだろうがな」
アザゼルが皮肉を言う。
まあ、アザゼルの言っていることもあるだろう。
「長年憎み会ってきたのですから、仕方がありません。しかし、これからは少しずつ互いを認め合えば良いでしょう。・・・・問題はそれを否定する『禍の団』ですが」
「それについては今後連携をとって話し合うことにしよう」
三大勢力の幹部達が全員うなずく。
「それと…」
「そうだな、これはしないとな…」
「そうですね、あれだけあれだけ助力してもらっていましたかからね。
すると三大勢力の幹部全員が俺の前に整列し、頭を下げた。
『おいおい…一体なんで俺に頭を下げるんだ?』
「あなたには感謝してもしきれない恩ができてしましました」
「そうだ、もし君がこの場にいなかったらきっとカテレアに全滅させられていただろう」
「そうだ、それにお前さんはカテレアとの闘いで右腕をなくしてしまっている、本当にすまない神無月シン」
『別に、俺はあんたらが頭を下げることを期待してあんた達、三大勢力を助けたわけじゃない。ただ俺はやりたいことやっただけに過ぎない』
「しかし…」
幹部たちは納得できていないようだな。
さて、どうするべきか………。
俺は周りを見渡しながら考えていると、すぐそこでミカエルに視線を送っているイッセーがいた。
確か…イッセーはミカエル言いたいことがあったって言っていたな。
それなら―――。
俺はイッセーを手招きでこちらに呼び、そしてイッセーに指をさしながら話す。
「なら、あんた達三大勢力を守ったことに関しては俺の隣にいるイッセー…赤龍帝の願いをミカエル、あんたが受領することでいい」
「へ?…シン!?お前なんてことを!?」
「そうですか、なら赤龍帝、兵藤一誠。私に頼む願いとは何ですか?」
イッセーが若干同様するがすぐに立て直し、願いを言う。
「アーシアとゼノヴィアが祈りを捧げてもダメージを受けないようにしてもらえませんか?」
へぇ…なるほどな。
元信徒でありながらアーシア、ゼノヴィアは悪魔になっても、神がい
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