第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change11:羅刹機人〜Peace and doubt〜
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いる戦いをしている。
それはシンが強いという証である。
だが、この場にいる者たちはシンの戦う姿を見て、シンが悲しんでいるように見えていた。
理由はわからない、だがこの場にいるほとんどいる全員がそれを感じていた。
そして――――。
『ア…アァグァァァァァァァ……』
全身がガ血だらけになり全身が穴だらけになったカテレアが地面に倒れていた。
もはや生きているのが奇跡という状態。
《コレデ終ワリダ…。肉片…ソシテ魂ノ一欠ケラノコサズ死ネ》
そして、獣となったシンの無慈悲な死刑宣告。
シンはそのままカテレアに向かい攻撃を加える。
《ウヴォララララララララララララララララララララララ!!!》
爪を立てながらカテレアに無慈悲で残酷なストレートラッシュが繰り出される。
―――グシャッ!!バキィィィイッ!!!
もはやカテレアの悲鳴はなく、ただ肉がつぶれ引きちぎれ、骨が砕ける音しかしなかった。
「「「「……」」」」
この場にいる者がただ彼を見ているしかなかった。
カテレアに同情などしていない、ただこの場にいる全員はシンの戦いを見ていた。
《ラララララララララララララララララララ、ヴォラァッ!!!》
そしてラッシュの最後に両手による強烈な一撃が放たれる。
―――バゴォォォォォォォォォォォンッ!!!
あたりに砂塵と暴風が舞う。
「クッ…止んだのか…」
サーゼクスが砂塵と暴風が収まるのを確認する。
そして周りの者も全員シンがいたであろう場所へと近寄る。
「こ、これは…一体……」
「このクレーター、まるで隕石が降ったかのような規模です!!」
そこには半径54mぐらい大きなクレーターガできていた。
そして、そこにはカテレアはおらず――――。
―――バギィィィンッ!!
『………お前は俺を怒らせた。そう…彼女の夢を兵器として扱い、そして『―――』のを強奪し、生まれた忌々しい兵器を使った』
左腕が爆発し隻腕となった『緋晶機人・T・火在輪』が一人たたずんでいた。
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『………お前は俺を怒らせた。そう…彼女の夢を兵器として扱い、そして『―――』のを強奪し、生まれた忌々しい兵器を使った』
俺―――神無月シンは姿も形もないカテレアに捨て台詞を吐いていた。
久しぶりだ…あんなに激怒したのは。
正直、紛い物だがまた『機人』に戻れるとは予想外だった。
俺は周りを見渡す。
あたりはすでに瓦礫の山で俺を中心とした半径54mのクレーターができていた。
……。
『やっと正気に戻ったのね!?まったくあなた
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