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生徒会”執行部”と”捜査部”  ~舞い散る桜STKとの出会い~
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「あー……友達できない」

そんなことを小さく呟いて机に突っ伏した、風月(フウゲツ) (ハル)という女子生徒は入学して一ヶ月も経ったはずなのに全然友達ができないことにかなり困った、友達って言うのはいなくちゃいけないというわけではないが春にとってはいたほうがいいような存在だった

春は元々【お嬢様学校】と呼ばれていた今では不良がうじゃうじゃいるともいわれている女子校に通っていたが大人しくてフワフワしたような性格は嫌われるばかりだった。

そんなこんなで成績をどうにか中学三年生になってからトップのほうへとランキングが載るようになってから高校受験を考えて平和そうな感じのきれいな校舎である【諷焔(フンエン)学園】の入試を受けて、死に物狂いの受験勉強の結果、どうにか受かることが出来たのは良かった、しかし―

友達があの女子校時代と同じように全然できる様子もなさそうな感じの教室にだんだんと息苦しさを感じてしまったほどだった


「あのー、風月さんだよねー?」

「・・・あ、はい。」

三日ぶりに話しかけられたような気がした春だったがポニーテールの黒い髪の毛に藍色の瞳を持った文学少女系の大人しそうな少女が声をかけてきたことに少し戸惑いを感じたがどうにか返事はした、確か茨音(イバラネ)さんとか(トモ)ちゃんと呼ばれていたような子だった気がするけれどとりあえず顔を上げて少女のほうを向いた。


「私ねー【生徒会捜査部】の勧誘しているんだけどさー…

風月さん、入ってみない?

えっと…捜査部っていうのは生徒からの【捜査依頼】を受け付けるっていうのが主で暇だとお悩み相談もしたりするんだよね。

ちょっと…? 変な…あっいや面白い先輩もいるしきっと楽しいからさっ」

「…うん、いいれすよ」

何かなんとなく楽しそうだということから春が頷くと、少女はきらりと目を輝かせてサラサラと何かをメモ書きしてから喜んでいるようなはにかむような笑顔を見せた。
少女はやはり茨音(イバラネ) 智子(トモコ)という名前で一年生は茨音と春の二人だけだということが分かって春は気がついたことがあった


―あれ……じゃあ、私たち以外はみんな上級生ってことっ!?


「え、あ、ちょっと「じゃあ、決定ということで! 一週間後に生物実験室へ来てね〜!」

「え、ちょっと…待ってくらさ「キャンセルはもう無しだからねっ☆」

友達のような存在は出来たけれども…と思った春はキャンセルが出来ないところでもう茨音のあの意見は誰にもとまらせることができないことがわかってまた机に突っ伏した。
そして風月 春の楽しいのかは良く分からない、でも普通じゃない高校生活がはじまったのだった…
入学してから一ヶ月という時間をかけてまるで繭から蝶へ
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