第4話 改訂版(2019/04/30)
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を聞いていたリムル様が難しい顔をしていたかと思えば、その顔はすぐに明るいものへと変わりました。自然魔素と自然エネルギーの違いを大賢者にでも聞いたのでしょうか?
そう考えると私が説明するよりリムル様が大賢者に尋ねて、大賢者がそれに答えるのが情報伝達的に正しいと思うんですが、一度説明を始めた以上、途中で投げ出す等できないので私のできる範囲で最後まで説明を続けたいと思います。
「対して元素魔法と妖術は体内魔素と自然魔素を体外で別々に使用します。体内魔素が種火、自然魔素が燃料といった所でしょうか?兎に角、各魔素を掛け合わせているのではなく、足しているだけなので仙術チャクラほどエネルギー濃度が高くありません。
当然、濃度の高いエネルギーを利用した術は威力や効果が劇的に強化されます。そういう訳で掛け算術式と呼べる仙術と足し算術式と呼べる元素魔法、妖術は別系統の術式として区別されるのです」
「成程ね。仙術とか忍術とか、魔法とか妖術とか色々と奥が深いんだな。ちなみに自然エネルギーを魔素と組み合わせたり、チャクラや仙術チャクラを魔法や妖術に流用。もしくは魔素を忍術に流用することはできないのか?」
「それは私も試したことがあるのですが、どうしてもできません。忍術を使おうとすると魔素がチャクラに自動で変換されますし、魔法の時もチャクラが自動的に魔素へと変換されます。
自然エネルギーも体内に取り込むと、自動的にチャクラと組み合わさって仙術チャクラとなるので、魔素と組み合わせることができないんです」
「技能が自動調整してるから自分の意思で変更や改変ができないってことか。『仙法』と仙術については分かった。ありがとう。次は―――」
漸く仙術と『仙法』、『忍法』の説明が終わりました。今からは魔物の危険度ランクの説明です。
「災禍級についてですね。リムル様は人間によって魔物がランク付けされているのは御存じですか?」
「いいや。それは初めて聞いた」
「人間にとっての危険度ランクなんですが、上から順に特S、S、特A、A、B、C、D、E、Fとなっているんです。
特Sは人類が国家の枠組みを超えて協力しなければ対処できない存在。
Sは大国が総力を挙げなければ対処できない存在。
特Aは国家転覆規模の存在。
Aは町に激甚な被害を及ぼす危険性のある魔人や悪魔。
Bは個体で村を滅ぼせる魔物。
Cは個体で人間の職業兵士より強い魔物
Dは個体で人間の普通の大人3〜4人を殺せる魔物。
Eは群で現れたら注意しなければいけない魔物。
Fは戦闘能力のない魔物。
そして、特A以上には別称が存在し、特Sは天災級、Sは災禍級、特Aが厄災級、A災害級と呼ばれているん
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