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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第619話】
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く沈黙した後、束は――。


『了解なのだよすこーりゅん。 ……って言っても、あんまり期待はダメなのさ、すこーりゅん♪』

「……感謝します、篠ノ之博士」

『別に感謝しなくていいよん〜。 んじゃね〜♪』


 あっさりと了承した篠ノ之束に驚きつつも、打算的に考え始めたスコール。

 上手くすれば篠ノ之束が出した増援のISも手に入るかもしれない――だが先ずはオータムの救出が先決だった。


 京都某所――電話を切った篠ノ之束は呟く。


「私が何かしなくてもさぁ。 うぃっちー達が何かしそうだと思わない、くーちゃん?」

「束様……。 私には解りかねます……」

「あははっ☆ そうだよねぇ☆ 先の事がわかったら皆苦労はしないのさっ☆」


 そんな二人のやり取りから場所は変わり、あるホテルの一室に集められたイルミナーティ幹部面々。


「さて、予定通りならば亡国機業の居るホテルへの強襲が19時に行われ、同時刻に倉庫への潜入が行われるだろう。 其処でカーマイン、シルバー両名はスコール・ミューゼルのオータム奪還をサポート。 だが気取られないようにするのが先決だ。 カーマインには有坂陽人の相手もしてもらう、いいな?」

「あぎゃぎゃ、俺様に任せな」

「…………」


 スコールの援護に不服そうなシルバー、シャルトルーズも何故援護するのか不思議そうにウィステリアを見ていた。


「スレート、君にお願いするのは街への被害があったときの一般人の救助及び必要であれば緊急車両の手配、後は可能な限りメディアの排除をお願いしたい」

「えぇ、任せてくださいウィステリア様」


 掛けていた眼鏡をクロスで拭くスレート――そして。


「私とシャルトルーズは上空で待機しよう。 どうも篠ノ之束の動きが気になる、その対処を我々が行う」


 その言葉に頷く一同、シャルトルーズも同様に頷いた。


「さて、後は……ラファール・リヴァイヴ展か。 フフッ」


 ウィステリア・ミストが用意した漆黒のラファール・リヴァイヴにはISコアが備わっている。

 無論誰かが触れれば起動が出来る状態だ――それが吉と出るか凶と出るかはウィステリアにもわからない。

 だが、廻り始めた運命の歯車は止まらない。

 そう、ウィステリアはこの結果が必ず世界の行く末に繋がる一石だと信じて投じた――。

「事件があったからやってるかわからなかったけど。 ……どうやらやってる様だね、ラファール・リヴァイヴ展」


 イベント会場に訪れた笹川成樹、さっき速報で流れた銃撃爆破事件だが場所がイベント会場から離れていたのが幸いしたのかもしれない。

 会場に入ると其処には様々なラファール・リ
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